ハットトリックとは、イギリス語で、1試合で、1選手が、3得点以上をあげる事の意味(サッカー用語)、サンデーサイレンスを父に、トリッキーコードを母に持つ、青鹿毛のサラブレッド、それが、ハットトリックです。
2008年から、4年間・アメリカ・ケンタッキー州・レキシントン近郊のパリスパイクにある、アメリカ・ケンタッキー州・レキシントン近郊のパリスパイクにある、ウォルマックファームで種牡馬として繋養生活を送り、さらには、シャトル種牡馬として、オーストラリア・アルゼンチンでも、半年間繋養された、ハットトリックだったが、今月4日(日本時間・5日)になり、同じ、アメリカ・ケンタッキー州・レキシントン近郊のパリスパイクにある、GAINESWAYFARM(ゲインズウェイファーム・正式名称・ゲインズウェイサラブレッド社・代表・アントニー・ペック氏)に移り、2012年から繋養生活を送ることが発表された。
ウォルマックファームのハットトリックの馬房に、牡・10歳になったばかりのハットトリックが起きた。
ジョン・T・L・ジョーンズⅢ世氏「ハットトリック。」
HAT TRICK=ハットトリック{ヒュヒュヒュヒュ~ン。」
ジョン・T・L・ジョーンズⅢ世氏「ハットトリック、おまえは、素直な青鹿毛の馬だ、なあ、ハットトリック。」
HAT TRICK=ハットトリック「ヒュヒュヒュヒュヒュ~ン。」
ジョン・T・L・ジョーンズⅢ世氏「3年間、ここで暮らしてきたし、この間、オーストラリア・アルゼンチンにもシャトル種牡馬として活躍してくれた馬だが、遂に、手放すことになってしまったんだ。」
HAT TRICK=ハットトリック「ヒュヒュ~ン。」
ジョン・T・L・ジョーンズⅢ世氏「まあ、ケンタッキー州の牧草に戯れながら、蹴っていく馬になってほしい事は、変わりがないが、WALMAC FARM LLCを離れるのは残念でならない、GAINESWAY FARMでも、大きく種牡馬として大成してほしい、3年間繋養ありがとう、ハットトリック。」
HAT TRICK=ハットトリック「ヒュヒュヒュヒュ~ン!」
ジョン・T・L・ジョーンズⅢ世氏「よし、いい子だ、明日、隣のゲインズウェイサラブレッド社、(通称・ゲインズウェイファーム)に行こう、ハットトリックがいなくても、ぼくは、大部分を所有するから、大きくかわいがってほしい、又、機会があってさびしいそうなったら、ウォルマックファームに戻っておいで、ここで暮らしていけるから、それまで元気でね。」
HAT TRICK=ハットトリック「ヒュヒュヒュヒュ~ン!」
ハットトリックは、ウォルマックファームの種牡馬専用厩舎を出て、最後の放牧に出しました。
HAT TRICK=ハットトリック「ヒュヒュヒュヒュ~ン!」
HAT TRICK=ハットトリック「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
放牧場で放たれたハットトリックは、大きな雄叫びを鳴らしながら、生きよい良く脚を蹴って、走ってやりました。
HAT TRICK=ハットトリック「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
HAT TRICK=ハットトリック「ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ~ン!」
HAT TRICK=ハットトリック「ブルルルルルルルルルルルルルル。」
HAT TRICK=ハットトリック「ニョロ、ニョロ、ニョロ、ニョロ。」
HAT TRICK=ハットトリック「バシャーーーーーーーーーーー!」
ハットトリックは大きいおしっこを出してやりました。
ハットトリックは、大きいおしっこを出して、気持ちいい馬になるのです。
ハットトリックは、大きい雄たけびで、いななきながら、生まれ故郷、北海道を想い出しながら、見つめて行くのです。
サンデーサイレンスを父に、トリッキーコードを母に持つ、北海道・追分生まれの、青鹿毛の馬、それがハットトリックです。
HAT TRICK=ハットトリック「ヒュヒュヒュヒュ~ン、ブルルルルルルルル!」
(その2へ続く。)