サンデーブレイク~アメリカンドリームを実現させた馬~(3・いざ、ニューヨークへ) | Rosen Konig ローゼンケーニッヒ

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ブログタイトルは、シンボリクリスエスと、ローズバドの仔である、サラブレッドのローゼンケーニッヒ(ドイツ語で、薔薇(バラ)の王という意味・牡・毛色・黒鹿毛)に由来しています。

2002年・2月22日(日本時間・2月23日)に、サンタアニタで行われた、アローワンス(一般戦)を制覇した、牡・4歳(現・3歳)の、サンデーブレイクは、同年の3月27日(日本時間・3月28日)にアケダクト競馬場で行わおれる、アローワンス(一般戦)に出走する為、馬運車による長距離輸送の末、アメリカ東海岸・ニューヨークの、アケダクト競馬場に到着し、厩舎に入りました。


ところで、アケダクト競馬場のある、ニューヨークは、アメリカ最大の都市で、ブロードウエイ・セントラルパークなどの、観光名所があり、リバティー島に立つ、自由の女神像も、観光の名所の1つとなっております。


競馬も、ベルモントパーク競馬場(ヘムステッド)・アケダクト競馬場の他、郊外の、ニューヨーク州・サラトガスプリングスには、サラトガ競馬場があり、他に、トロッター競馬の競馬場として、メドウランズ競馬場があり、いずれも、NYRA(ニューヨーク競馬協会)が運営しており、ニューヨーク州の競馬を支えています。


最終追い切りの日、ニール・ドライスデール厩舎の所属管理馬・サンデーブレイクが、初めて、踏み出す、アケダクト競馬場のダートコースを、ニール・ドライスデール調教師が、サンデーブレイクにまたがって、追い切りをするのです。


ニール・ドライスデール「サンデーブレイク、アケダクト競馬場のダートコースを、調教し走って行こう、27日には、出走するので、最後の調整に入って行こう。」


サンデーブレイク「ヒヒ~ン!」


ニール・ドライスデール「よし、いい子だ、サンデーブレイク。」


カポ、カポ、カポ、カポ、カポ、カポ。


ニール・ドライスデール「よし、ここから、走り出そう、さあ、走れ、サンデーブレイク。」


サンデーブレイク「ヒヒ~ン!」


サンデーブレイク「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」


サンデーブレイク「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」


追い切りを終えて。


ニール・ドライスデール「いいスピードが出た、よくやった、サンデーブレイク。」


サンデーブレイク「ヒヒ~ン!」


ニール・ドライスデール「さあ、厩舎に戻ろう、アケダクト競馬場のダートコースは、満喫できたか、サンデーブレイク。」


サンデーブレイク「ヒヒ~ン!」


ニール・ドライスデール「よし、その調子で、本番にいどんで行こう、なあ、サンデーブレイク。」


サンデーブレイク「ブルルルルルルルル。」


ニール・ドライスデール「よし、いい子だ、サンデーブレイクならできる、アケダクトのダートは。」


サンデーブレイク「ヒヒ~ン!」


厩舎に近つ゛いた時、サンデーブレイクは、しっぽを上げていました。


ニール・ドライスデール「どうした、サンデーブレイク。」


サンデーブレイク「ヒヒ~ン!」


サンデーブレイク「ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト。」


サンデーブレイクは、大きいうんこを落としてやったのです。


ニール・ドライスデール「うんこを落としたのか、まあ、いいか、サンデーブレイクは、北海道の雄大な大地が育んだ馬だから、しっかりスキンシップを保って行こう、なあ、サンデーブレイク。」


サンデーブレイク「ヒヒ~ン、ブルルルルルルルルルル。」


ニール・ドライスデール「よし、いい子だ、サンデーブレイク。」


2002年3月27日(日本時間・3月28日)・アケダクト競馬場に来て、初めてのダートコースを使った、アローワンスに出走、この日は、断然1番人気に支持され、直線コースに立って、サンデーブレイクは先頭に立ち、少しよれる場面もあり、審議の対象もあったものの、G・スティーヴンス騎手の活躍で、2着以下の馬をを抑えてWIN!、3勝目を挙げたのです。


ニール・ドライスデール「おめでとう、サンデーブレイク、よくやった、さすが、サンデーブレイクだ、サンデーブレイクは、当厩舎のスターだ、次走は、G1戦だから、しっかり勝利をめざして行こう、なあ、サンデーブレイク。」


サンデーブレイク「ヒヒ~ン、ヒヒ~ン、ヒヒ~ン!」


ニール・ドライスデール「よし、いい子だ、サンデーブレイク。」


サンデーブレイク「ブルルルルルルルルルルル。」


この後、北海道・新冠で生まれ育まれた、サンデーブレイクは、2002年4月13日(日本時間・4月14日)に、同じ、アメリカ・ニューヨーク・アケダクト競馬場で行われた、ウッドメモリアルステークスに出走し、惜しくも、3着に終わり、連勝は止まったが、サンデーブレイクの活躍ぶりを見せた1戦でした。


サンデーブレイクは、この後、ケンタッキーダービーを、回避してしまい、ベルモントステークスへの、最終きっぷを賭けた、ピーターパンステークスに挑み、重賞初制覇を果たせるのか、期待がかかる1戦になりそうです。

(ヒヒ~ン、ブルルルルルル!)