フランス・ノルマンディーの、ロンレイファームで種牡馬として送る、グレイトジャーニー(3) | Rosen Konig ローゼンケーニッヒ

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ブログタイトルは、シンボリクリスエスと、ローズバドの仔である、サラブレッドのローゼンケーニッヒ(ドイツ語で、薔薇(バラ)の王という意味・牡・毛色・黒鹿毛)に由来しています。

Haras de Lonray(ロンレイファーム)


グレイトジャーニーとは、イギリス語で、偉大なる旅という意味、大きくてたくましい蹄で、偉大なる大地を旅するように行くような馬になってほしいという願いが込められている馬、それがグレイトジャーニーです。



2008年1月16日付けで、登録抹消され、現役を引退し、1月18日に、北海道・静内町(現・新ひだか町)のJBBA・静内種馬場に到着、繋養先のフランス・ノルマンディーの、ロンレイファームでの種牡馬繋養生活に向けて、出国検疫検査を受検する為、検疫厩舎に入厩した、グレイトジャーニーは、検疫検査を2月16日まで受けました。


2月17日・出国検疫検査を終えた、グレイトジャーニーは、馬運車に乗り、JBBA・静内種馬場を出発し、空港に向かい、ここで、飛行機に積みこまれました。


グレイトジャーニーは、同日発の飛行機で、繋養先のロンレイファームのある、フランス・ノルマンディーに向けて出発、長く住んでいた日本を後に、海を渡りました。


2月21日の朝、馬運車に載せ替えられて、長い旅を走ってきた、グレイトジャーニーは、繋養先の、フランス・ノルマンディーの、ロンレイファームに到着、馬運車をおり、カポ、カポと歩きながら、種牡馬厩舎に入厩し、ここで着地検査を受けた後、厩舎で、日本からの長い旅の疲れを癒していました。


翌朝・ロンレイファームの放牧場に、グレイトジャーニーは、連れて行かれ、ここで、手綱を離しました。


「ヒュヒュヒュ~ン。」


グレイトジャーニーは、大きい雄たけびを鳴らしたのと同時に、蹄を鳴らし始めました。


「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」

 

グレイトジャーニーは、大きい蹄を、ノルマンディーの大地に蹴って、走っていました。


「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」

「ブルッ、ブルッ、ブルッ、ブルッ、ブルッ、ブルッ、ブルッ、ブルッ、ブルッ、ブルッ、ブルッ。」


グレイトジャーニーは、大きい鼻息を鳴らしては、ロンレイファームの放牧場を走っていました。


「パカッ、パカッ、パカッ。」


グレイトジャーニーは蹄を止めました。


「ヒュヒュヒュ~ン、ヒュヒュヒュ~ン、ヒュヒュヒュ~ン,ヒュヒュヒュ~ン、ヒュヒュヒュ~ン、ヒュヒュヒュ~ン、ヒュヒュヒュ~ン。」


グレイトジャーニーは、フランス・ノルマンディーの空に、大きい雄たけびを鳴らし、いなないていました。


「パカ、パカ、パカ、パカ、」


グレイトジャーニーは、ロンレイファームの放牧場をゆっくり歩いてやりました。



グレイトジャーニーは、お腹がすいたのか、放牧場に生える、牧草に出しました。


「モグ、モグ、モグ、モグ、モグ。」


グレイトジャーニーは、ロンレイファームの放牧場に生える、牧草をおいしそうに食んでいました。


「ブルルルルルルルルルルルルルルルルルル!」


グレイトジャーニーは、鼻息をノルマンディーの空に鳴らしました。


「パカ、パカ、パカ、パカ、パカ、パカ。」


そして、ロンレイファームの放牧場を、グレイトジャーニーは、ゆっくり歩いてやりました。


「ウーーーーー!」呻き声と共に、しっぽを上げていました。


「ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト。」


グレイトジャーニーは、大きいうんこを落としてやりました、ノルマンディーの大地に、臭くて、緑色のうんこを出してやりました。


「ブルルルルルルルルル、ヒュヒュヒュ~ン。」


「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」


グレイトジャーニーは、大きい蹄を蹴って、牧草を大きく走ってやりました。


さすが、サンデーサイレンスと、アンブロジンの仔・イギリス語で、偉大なる旅という意味の黒鹿毛の馬、それが、グレイトジャーニーです。

(ヒュヒュヒュ~ン、ブルルルルルルル、フー!)