砂の絶対王者・ヴァーミリアン(11・最終章) | Rosen Konig ローゼンケーニッヒ

Rosen Konig ローゼンケーニッヒ

ブログタイトルは、シンボリクリスエスと、ローズバドの仔である、サラブレッドのローゼンケーニッヒ(ドイツ語で、薔薇(バラ)の王という意味・牡・毛色・黒鹿毛)に由来しています。

12月18日、阪神競馬場から、馬運車で、栗東トレーニングセンターに、一旦戻った後、再度・馬運車に乗り、山元トレーニングセンター経由で、長い道のりを走ってきた、砂の絶対王者・ヴァーミリアンは、23日・午前、繋養先の、社台スタリオンステーション・早来に到着し、馬運車をおりました。


「ヒュヒュヒュヒュ~ン!」



社台スタリオンステーション・早来に到着した、ヴァーミリアンは、大きい雄たけびで、故郷に戻ったよといななきました。



「パカ、パカ、パカ。」と、歩めながら、長い輸送に耐えた、ヴァーミリアンは、種牡馬専用の厩舎に入り、疲れを癒していました。


藁の敷いた、ヴァーミリアンの新しい厩舎に入った、ヴァーミリアンは、「ムフムフムフ」という呻き声で、鳴いていました。


ヴァーミリアンは、北海道の雄大な大地で生まれ、育った馬、朱色のように、大きく栄えることを願って命名された馬です。


「ウー!」


「ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト。」


ヴァーミリアンは、大きいうんこを、落としてやりました。


放牧場に、連れて行かれた、ヴァーミリアンは、手綱を離すと、「ヒュヒュヒュヒュ~ン!」という、いななきで、走り出しました。


「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」


ヴァーミリアンは、懐かしい、早来の大地を鋭い脚で、けってやりました。


「ブルルルルルル、ブルルルルルル。」


大きい鼻息を鳴らしながら、ヴァーミリアンは、ふるさと、早来の空を見つめていました。


脚を伸ばして、長いおちんちんを出しては、放尿を出す用意をしていました。


「バシャーーーーーーーーーー!」


ヴァーミリアンは、長くて、いいおしっこを出してやりました。


厩舎に、戻った、ヴァーミリアンは、餌を食んだり、水を与えたりと、繋養先での、生活に溶け込んでいました。



来年の春から、種牡馬として活躍を始める、ヴァーミリアン、初年度産駒の、無事出産を、期待したいと想い、願っています。


砂の絶対王者・ヴァーミリアン(終)