12月18日、阪神競馬場から、馬運車で、栗東トレーニングセンターに、一旦戻った後、再度・馬運車に乗り、山元トレーニングセンター経由で、長い道のりを走ってきた、砂の絶対王者・ヴァーミリアンは、23日・午前、繋養先の、社台スタリオンステーション・早来に到着し、馬運車をおりました。
「ヒュヒュヒュヒュ~ン!」
社台スタリオンステーション・早来に到着した、ヴァーミリアンは、大きい雄たけびで、故郷に戻ったよといななきました。
「パカ、パカ、パカ。」と、歩めながら、長い輸送に耐えた、ヴァーミリアンは、種牡馬専用の厩舎に入り、疲れを癒していました。
藁の敷いた、ヴァーミリアンの新しい厩舎に入った、ヴァーミリアンは、「ムフムフムフ」という呻き声で、鳴いていました。
ヴァーミリアンは、北海道の雄大な大地で生まれ、育った馬、朱色のように、大きく栄えることを願って命名された馬です。
「ウー!」
「ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト。」
ヴァーミリアンは、大きいうんこを、落としてやりました。
放牧場に、連れて行かれた、ヴァーミリアンは、手綱を離すと、「ヒュヒュヒュヒュ~ン!」という、いななきで、走り出しました。
「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
ヴァーミリアンは、懐かしい、早来の大地を鋭い脚で、けってやりました。
「ブルルルルルル、ブルルルルルル。」
大きい鼻息を鳴らしながら、ヴァーミリアンは、ふるさと、早来の空を見つめていました。
脚を伸ばして、長いおちんちんを出しては、放尿を出す用意をしていました。
「バシャーーーーーーーーーー!」
ヴァーミリアンは、長くて、いいおしっこを出してやりました。
厩舎に、戻った、ヴァーミリアンは、餌を食んだり、水を与えたりと、繋養先での、生活に溶け込んでいました。
来年の春から、種牡馬として活躍を始める、ヴァーミリアン、初年度産駒の、無事出産を、期待したいと想い、願っています。
砂の絶対王者・ヴァーミリアン(終)