今年の4月2日(日本時間・3日)、日本から、オランダ・ベルギー・フランス・イギリス経由で、アイルランド・カラ競馬場の児玉 敬厩舎に到着した、エリシオとポップスの仔・ポップロックが、同時に来た、セイウンヒーロー・ピサノティファニー・先にアイルランド・カラ競馬場の児玉 敬厩舎に到着した、ステキステキシンスケクンと共に、調教を開始しました。
「ヒュヒュヒュ~ン!」
初めてのアイルランド競馬というので、ポップロックは、するどい雄叫びで鳴らし、歩めました。
カラ競馬場のすぐそばの、児玉 敬厩舎に入厩して、1ケ月が立った、ポップロックは、アイルランドの空には、すっかり慣れており、英気も養っては、過ごしました。
ポップロックは、HRI・カラの、児玉 敬厩舎の所属の馬で、今年の2月18日付で競走馬登録抹消と同時に、JRA・栗東・角居勝彦厩舎から移籍した、2001年3月19日生まれ・北海道・勇払郡・早来町・ノーザンファームの生産になる、牡・9歳の、鹿毛の馬です。
調教を終えて、ポップロックは、厩舎に戻り、英気を過ごしていました。
「ヒュヒュヒュ~ン!」
ポップロックは、大きい、いななきを鳴らし、カラの空をみては、過ごしていました。
スタッフ「ポップロック、疲れたか。」
ポップロック「ヒュヒュヒュ~ン!」
スタッフ「ポップロック、初めての調教も、よく頑張ったが、まだ、厳しくしごかなかければ、ならない点はあるけど、ゆっくり、癒すんだぞ。」
ポップロック「ヒュヒュヒュ~ン!」
え
スタッフ「よし、いい子だ、ポップロック。」
ポップロック「ブルルルルルルル!」
ポップロックは、アイルランドの大地に抱かれながら、鍛えられています。
ポップロックの父・エリシオも、フランス生まれの元・競走馬で、その父で、アイルランド生まれの、フェアリーキングも、元・競走馬で、ニュージーランドで種牡馬として送っている、シンコウキングも輩出した名種牡馬です。
ポップロックの父・エリシオの現役時代、フランス・イギリスで競走馬として活躍し、13戦7勝を挙げ、ジャパンカップにも参戦する為、日本にも来日した実力派です。
2000年に社台グループにより、種牡馬として購入、2005年5月に北アイルランドに売却されるまで、繋養されました。
夜、厩舎にも、餌を与える時間になり、ポップロックにも、餌が与えられました。
ポップロック「モグモグ。」
そして、ポップロックは草を食んでいました。
ポップロック「ウウウー!」
ポップロック「ボトボトボトボト!」
ポップロックは、大きいうんこを、厩舎の草に落としてやりました。
洗いの時間になると、ポップロックは洗い場につれていきました。
ポップロック「カポ カポ カポ!」
ポップロック「ブルルルル!」
バシャ―と出るお湯にシャンプーをした、ポップロックは浴びていました。
ポップロック「ヒュヒュヒュ~ン!」
ポップロックは、大きい声で、鳴きました。
厩舎に戻った、ポップロックは、いい顔で見つめていました。
ポップロック「ヒュヒュ~ン!」
馬主の、岡田繁幸氏が来ていました。
「ポップロック、アイルランドの生活に慣れて、1ケ月を切るけど、児玉 敬調教師の指示を聞いているか。」
ポップロックは、「ブルルルルルル!」と、鼻息を鳴らしました。
馬主が帰ると、ポップロックはさみしそうに、顔を震えていました。
ポップロックは、アイルランドの景色を、眺めながら、夜を迎えたのです。
ポップロック「ブルルル!」
ポップロックは、鼻息を鳴らしながら、過ごしていました。
バシャ――――!
ポップロックは、長くて、いいおしっこを、放尿させてやりました。
児玉 敬調教師が、明日も厳しい調教になるけど、がんばって走って行こうねと、ささやくと、ポップロックは「ヒュヒュヒュ~ン、ブルルル!」という雄叫びと鼻息で鳴らしました。
児玉 敬調教師のスタッフ以下が、家路に就くと、ポップロックは、ゴロンと眠りにつきました。
ポップロックは、北海道の雄大な牧草が育んだ、鹿毛の馬です、9歳になったとはいえ、美しい鹿毛の毛色が綺麗な、素質の馬です。
3月19日には、まる9歳の誕生日を迎えたところです、ポップロックは、アイランド・カラ競馬場内の厩舎で、ぐっすりと眠り、フー!という息を吹きかけては、いい夢を見ていました。
エリシオと、ポップスの仔・ポップロックは、6月には、新天地・アイルランドでのレースデビューを控えて、連日・調整されています。
ポップロックが、新天地・アイルランドでの初勝利を心待ちにすることを、願っています。