晩夏になり、朝晩がずいぶんと
涼しくなりました。
太陽の眩しい夏が
終わろうとしています。
こんにちは
太陽が大好きな
坊のゆきです。
末の妹は、学生の頃から
極端に日光を避けてきました。
おかしくなったのは20代半ば。
どの仕事も続かず、被害妄想が激しく、
盗聴されているからと
携帯も使えません。
何が原因なのか、誰にも分かりませんでした。
そんな妹が少し元気になる季節があることに
やっと気付いたんです。
夏です。
冬には、起き上がれない日が続いたり、
少しのことで発狂したり
手がつけられないのですが、
夏には、少し元気が出て
働く意欲を見せるのです。
20数年間、
日光を避けてきた妹の肌は
異様なほど不健康に白い。
まだ若くて綺麗なはずなのに、
シワが目立ち始め、
口角が落ち、覇気がない。
いつも不安にかられ、
びくびくオドオドして
ひっそりと暮らしています。
草花には、
日光と水と栄養が必要です。
同じ畑、同じ土、同じ苗でも
日光の当たり具合で
野菜の大きさに違いがでます。
私は、こう思うのです。
人間も自然の一部、
草花となんら変わりはないんじゃないかと。
家族や叔母の説得の末、妹は
やっとこの春から、
少しづつ少しづつ
朝の柔らかな光を浴びるようになりました。
妹のように
誰もならないでほしいと願うばかりです。
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。
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