タイトルを見てもピンとこないことこの上ないですが、今日で幕末のお話完成しました。

序文を書いてもまだピンとこないことを重ねていますが、
今日(2019.8.24)ね、
立川にある柴崎図書館さんで、幕末のお話をさせていただいたんですね(細かく言うと会場は、柴崎学習館第一視聴覚室)。

ありがたいことに、予約申し込みで募集人数に達し、様々な方の前で幕末についてお話しさせていただくことができたんですが、まず、


「ホントみなさんのリアクションに助けられてます」

ってことをお伝えしたい。

笑うタイミングてのは、大人も子どもも大差ないんですぶっちゃけ(世代を選ぶ単語や皮肉なんかのジョークは除いて)。

ただ、聴き入ってくれてるときの反応ですよね、如実に違うのは。


大人→超頷いてくれる。

子ども→一切頷かないが、真剣にこちらを見る。


どちらが良い悪いという話じゃなく、大人も子どもも上記のような反応を返してくれるので、僕は長いことしゃべり続けてられるんです。

このブログが、今日来てくださった全員に伝わることを祈って……この場を借りてあらためてお礼を。

本当にありがとうございました!!



で、



タイトルにある
「幕末のお話完成しました」
ってやつですが、簡単に言うと、今日で

すっごくまとめることができたよ

って話なんです。


いまいち伝わってないと思うので補足を。


これまで何度も、人前で歴史の話(戦国、幕末)をしてきました。
そのゴールというのが、言わば書籍となります。




間違いなく、「本」という形が、そのとき自分に出せる集大成……
これは疑う余地がありません(僕はね)。


ただ、これらの本をもとに生でしゃべる場合、大なり小なり、そこには不確定要素がつきまといます。

文字は安定してます。
だって文字だもの(くみ取って)。

しかし、書かれてることをそのまましゃべりでアウトプットしようとしても、まったく同じには絶対なりません。
その都度違います。
だって生だもの(メチャクチャくみ取って)。

自分のその日の体調、そのとき浮かんだワードのチョイス、
お客さんの入り、テンションの高さ、
よくわかんねーけど、その瞬間の自分とお客さんとのフィーリング、
etc、、

ぜーったい、変わるんです。

おんなじことやってもしゃべっても、ぜーったいに、変わるんです。

リアルタイムでおしゃべりする楽しさは、その変化だったしますよね、スリルと言いますか(と、こんなことを言いながら、すべったら超絶スネるんですけど)。


しかし、その生の良さも、準備あってのこと。


準備に時間をかけて、割いて、

リュックに考えうる限りの道具を詰め込んではじめて(←比喩表現だよ)、

本番の「今日どうなる?」を楽しめるんだと思うんですね。

なので、準備段階では、
より再現性の高い内容をこしらえるわけです。

どんな方向に行こうが、
「"軸"があるから大丈夫」
といった感じ。


さきほども申し上げた通り、これまで何度も歴史の話を人前でしゃべってきました。
もちろんその都度準備して。
準備してみなさんの前に立ってたんだけど、その準備がいままでで一番整い、再現性の高いパッケージとして完成したのが

今日だったんです。


だいたい60分〜90分のパッケージ

完成しました。

ご報告です。

と、ともに告知です。

幕末のことしゃべったり、戦国のことしゃべったりしに行くから、お暇であれば、

房野を呼んでいただけませんか。

わかりやすく歴史の話をしますので、よろしくお願いいたします。



あ、いままでと大きく違うのはスライドを使ったとこ(戦国時代ではあるけど、幕末は初めて)なんですが、
このへんの細かい話は、明後日の猫舌SHOWROOMで話そうと思います。

猫舌SHOWROOM(←房野は8/26)


ずっーっとひとりよがりに
「パッケージが完成したー!」
なんて浮かれてますが、主観じゃないお話を一つ。

ライブが終わり、帰られるみなさんをお見送りしていると、一人のご婦人が、

「何気なく来てみたんですが、こんなに楽しいとは思いませんでした。ありがとうございました」

と言ってくださったんです。
さらに、続けてまた別のご婦人が、

「今まで聞いた、どの歴史解説よりもわかりやすくて面白かったです。また是非やってください」

と言ってくださりました。


今日の内容では、幕末の超有名人、
西郷隆盛や坂本龍馬、高杉晋作なんかを一切出さなかったんですが、それでもこのお言葉をいただけたのは、本当にもう自分的には収穫で……これでご満足いただけたなら、次回はもっと……


って話はもういいですね。


ごめんなさい。


パッケージがどうたらとか語ってきましたが、要は
「今日ね、こんな嬉しいお言葉をもらったよ」
ってのを伝えたかっただけなんです。ええ。


帰り際のお客様が、そんな言葉を言ってくださったのが嬉しすぎて。


結局、準備や技術の話なんかは後付けで、

「マジで、ライブ終わりにあんな言葉をもらえただけで、本当に超幸せだー!」

って話なんです。ギュっとしちゃうと。


で、
「友達たち(子ども含む)が、今日の講演会に来てくれたのが、すっごく嬉しかったよ」
ってのも言いたかっただけなんです。

いい夏の思い出できた^ ^



んで、追伸。


帰りの電車の中、
立ってる僕の目の前には、お母さんの膝の上に座った一人の女の子が。
とてもかわいくて、こちらずーっと見てくる。
ニコッと返せばニコッと返してくれ、小声でしゃべりかけると、たぶん聴き取れてない……と思うんだけど、ずっと「うんうん」頷いてくれる。
ジェスチャーで
「(指を3本立てる房野。『3歳かな?』の意)」
てなことをやると、「うん」と頷き、
「(3本指を立てながら)3歳」
と返してくれる女の子。
やがて会話は成立していき、
「帽子かわいいね」
「うん、かわいいの」
「でも帽子の中汗かいてる?」
「うん、ビッショリ」
というお話をするようになります。
自分の持ってる物を説明してくたり、
「(自分を指差して)〇〇ちゃん」
と自己紹介してくれたり。
電車を乗り換えるタイミングで車外に出て、お別れするとき
「遊んでくれてありがとう」
って言ってくれる女の子。
あまりにかわいすぎて癒されて、こちらがお礼をしたいよと思い、今日持参していた自分の本を
「〇〇ちゃんには早いけど、これおじちゃんが書いた本なんだけど受けとってもらえる?おっきくなったら読んでみて」
と、プレゼントしました。
お母さんはビックリですよね。
「え?本ですか?書かれてるんですか?そしていいんですか?」
「あ、はい、もらっていただけると嬉しいです」
と言って、女の子とお母さんにバイバイしました。

勝手に本を渡したのは僕のエゴですが、自分が小さいとき、祭りなんかで知らないおじさんに遊んでもらって、その別れ際
「じゃ、これやるよ」
と、おもちゃや屋台の食べ物をもらったあの感じ。それを、立場が変わって経験した気分になりました。

立川は今日お祭りでした。
いつのまにか引っ張られたのかも。

それにしても女の子かわいかった。
さっき出会ったおじさんに、まだ読めない本をもらっても嬉しくなんかはないでしょうが、こちらの精一杯のお礼という意味で自分の本を渡す。
こんな角度から
「本を作ってよかった」
と思えたのは初めてです。

夏の思い出です。