考えてみりゃ秀逸なネーミングですね。

 

西野亮廣校長主催”世界一楽しい学校”

『サーカス』

のことです。



 

単語の響きいいなぁって思ったんですよ。

サーカスって「エンターテイメントの代名詞」みたいな感じあるじゃないですか。


でもライブの内容は、授業です。


ただ、普通の授業と違うのは、年齢制限一切なし。

「舞浜アンフィシアター」というバカでかい教室。

生徒の数も2000人という規模。



ちょいと派手な課外活動ですね。


 

で、肝心の中身ですが、



もうエンターテイメントの最前線でした。

 

4人の出演者+MC西野さんが、”学び”をテーマにイベントを進行するので、本当のサーカスとは全然ベクトルが違います。

けど、そのエンターテイメント性は本家に勝るとも劣らない。

 

いや、下手すりゃお客様の満足度は、ガチサーカスの上を行くかも。

いや、これはいってる。

 

空中ブランコも綱渡りも、ライオンも出てこない……"お勉強"をしてるのに、、です。

 

今の日本は、かなりの人数が勉強アレルギーにかかっちゃって、授業以外、もしくは学校の外に楽しさを見つけようとするけど(自分もバッチリそうでした)、そもそも"学ぶ"こと自体はおもしろいんですよね。

 

義務教育が普通になる前、身分や貧富の差が激しい時代には、

「勉強したい! だって学校に行けないんだもん!」

って人がごまんといたんですから("手に入らない"から欲したって側面もあるけど)。

 

ところが、"ほぼ全員学校にいけちゃう"ってなると、勉強するのが普通になり、

慣れちゃうんですよ(多分)。


加えて、教える側にも、

凄まじいとりあえず感

が出てきちゃう(そうじゃない先生もいますよ。あくまで経験談)。

 

勉強が

したい物から、

しなきゃいけない物に変化する。

 

そりゃ面白くもなくなります。



でも……



人間には知的好奇心があります。


見えない物を見ようとして望遠鏡を覗き込んだりする、バンプオブチキン的精神もあります。



根本、知らない知識を吸収することに飢えてるのが人という生き物。


だとすれば、

教え方が楽しけりゃ、勉強ってエンタメになりやすい。


てな訳で、"学び"に最高の演出をぶち込んだのが、

『サーカス』

ってわけです。




細部までこだわった豪華な音響や照明、夜の森をイメージした空間作り。

その景色は壮観以外の何物でもありません(詳しくは西野さんのこのブログこちらのブログをご覧ください)。


これだけ整った舞台に最強の講師陣が登場しての授業。


すごいんですよ。


おもしろい。

ホントにおもしろい。




中身は内緒だけど……




トップバッターの

坪田さん(坪田塾/『ビリギャル著者)

から、ずっと素晴らしかった。


喋りのテンポ。

お客さんとコミニケーションをはかりながら、一言添える笑いどころの気持ちよさ。

1000人以上の生徒と接してきた先生は、こんなに聞き入る授業ができるのかと、目を丸くしました(あと、声の良さ。偉そうですけど、演者向きの声をされてるなー、と)。


佐久間さん(テレビ東京プロデューサー)は、締め方が素敵だったし、

米倉さん(法政大学大学院教授)も締め方がおしゃれで気持ちよくて、たくさんの「へー!」を与えてくださいました。


毎回トリをつとめる"ミスターサーカス"

中田あっちゃん(オリエンタルラジオ)

は、圧倒的。

内容も話術も熱量も、本当スゲー。

わずか20分(実際は30分ぐれーやってたけど)の授業に、2時間ライブを凝縮したかのようなパワーをつぎ込んでおりました。

ありゃヤバい。


そして、最初も合間も最後も、このイベントの主催者、

西野さん(キングコング)

の盛り上げ方とトークがスゲかった。

巻き込み方というか、求心力というか、とにかく存在感ハンパなかったです。

このイベントを立ち上げ、演出の細部の細部に気を配る姿から一転、板の上のパフォーマンスは豪快そのもので、見てるこちらに爽快感すら与えてくれる。

あっぱれすぎ。



こんな講師陣に対して、2000人のスタンディングオベーションが何度も巻き起こるんですが、ずっと鳥肌ですよ。

子供みたいにその光景を見渡して、「うわー……」って言っちゃいましたから。


教育がいき過ぎると、ここまでのエンタメに昇華するんですね。




でも、こんだけのイベントを作り上げることができたのは、舞台に出演しないスタッフのみなさんの力だなとも感じるわけです。


作家の山口トンボが入念な打ち合わせや準備をしていたのを見聞きしていますし、

空間を作り上げた只石さんや、音響の中村さんが、西野校長の要望をことごとく叶えているのも知っています。

そして、今回スポンサーのOWNDAYSさんのスタッフさん、よしもとの社員さん、オンラインサロンで募集に手を挙げた、ボランティアスタッフのみなさんが、働きに働いてる姿も垣間見てます。


舞台を作り上げるスタッフさんには、「やっぱプロすげーな」と唸りました。


受付やロビーで仕事をこなすスタッフのみなさんには、「なんでこんなにテキパキ動けるの?」と尊敬の念を抱きました。

これ大げさでもなんでもなくて、バイトというバイトで力を発揮できなかった自分には衝撃なんです(カラオケ屋のバイトをやったとき、2ヶ月たってもレジの締め作業を覚えることができなかった)。


文化祭ノリ最強だなと思いました。


揶揄でもなんでもなくて、知恵も技術も備わった大人が、あの時のノリそのままにやることが大事なんだと思うんです。


学生のときは、資金も動く人員にも限りがあるけど、「とんでもねーもん完成させたい!」って気持ちだけはあったじゃないですか。


いろんなことが可能になった"大人"が、その気持ち持ったまま動いたら、それは最強です。


そんな大人たちが開演前や終演後、僕の目の前にいたから、テンション上がったし、本番とは違った感動を覚えました。

こちらでもいいものを見せていただき、本当にありがたい。




てか、サーカスは「2000人規模でいける」とベットしたOWNDAYSの田中さん、すごいっすね。

「近いうち武道館でもいける」

と豪語するんだから、これまたすごい。


ちなみに、田中社長の初の著者のAmazon予約始まってます↓



劇的におもしろいんで、是非。

坪田さんの著書も10月に発売されるので、そちらはまた別の機会に紹介します。



ただ単に「夏の思い出を語ってみた」みたいなブログになってますが、僕も遊びに行っただけじゃありません(9割は遊びに行ってますが)。

8月24日に発売される
の宣伝に出向いたんですから。

パネルも作って、


チラシも作って(手伝ってくれた方&受け取ってくれた方、ありがとうございます!)、開演前と終演後に宣伝活動。

だから、ここでも宣伝のダメ押しです。

幻冬舎plus(←押して)

"全文無料公開"してるので、是非!


QRコードはこれ↓




見てね。

"学ぶ"ことはエンタメって、『サーカス』を見た人は実感したよね?

ならば、その延長をこの本で体感してください。

歴史を噛み砕いてお届けする一冊です。
こちらもまっすぐなエンタメ。


というか、ここまで綴ってきたこと全部、

「この本をよろしくお願いします」

ってことを引き延ばして言ってただけなんですから。

みなさんに、上質のブログリテラシーが備わることを祈念しております。




PS
『サーカス』の開演前、すでに物販コーナーに立つあっちゃん(中田)。

「本売ってんのかな?」と思い、物販に立ち寄る房野。

中田「どうしたんすか?」
房野「いや、本買いに来たんだけど……売ってないのね」
中田「そうなんですよ。あるのは、ノートと扇子とお守りです」
房野「なんじゃそりゃww」
中田「房野さん、いきましょう」
房野「いきましょうって……まぁ、、じゃ、お守りにする…か……いくら?」
中田「2000円です」
房野「たっけーな!!!」
中田「房野さん、"オレ"ですよ?」

爆笑。
笑ったら負けです。お守り購入。

むちゃくちゃなセリフだけど、なぜか愛嬌がある。
さすが、PERFECT HUMANです。