時間が経てば悲しみ、傷が癒えるのか

いやいや

今のところ

時間の経過に反比例して、悲しみが増していく

 

こんな気持ちの人が沢山いたんだね。

ブログやらなにやらで言える時代だけれども

 

ひと昔前も、そのまた前も、もっともっと昔も、太古の時代から、同じような思いをした人が

ごまんといるんだよな、とか考えるこの頃。

医療が整っていない国で同じめにあった人は、心だけでなく身体も悲惨な状態になるんだろうな

恐ろしいね

とか、途方もなく時間があると

ぼーっと色々考えてしまう。

そう、今頃はあれやらこれやら、忙しいはずだったからね

お腹ぺっこんなのにね

時間ばかりあってもね

これまた辛いね

 

もうしばらく前のこと。

 

斎場

夫婦だけで、しめやかに、と思っていたけれど

母が来てくれた。

きょうだいも来てくれた。

断ったけれど、来たいと言ってくれたみたいだ

母とはしばしば連絡を取っているけれどきょうだいは仕事も子育ても多忙だし、何より遠方で

やりとりは少ないので、なんだか悪いなぁと、

 

でも気持ちがとても有難かった。

 

帰り、見送りの際のこと

母達が乗り込むその直前、

「もう、赤ちゃん服、処分してくれていいよ」

ふと、そして急に、口から出た言葉がそれだった。

実家には方々からのお古が、割と沢山ある。

新生児服から幼児服まで、置いてある。

 

あれからしばらく経つ

 

自分の家にある諸々のものを処分しようと何度か手にとったけれど

できない。

入院準備品すら捨てられない始末。困ったものだ。

 

そしてまた思う。考える

よそ様のこと

 

よくニュースとかで、大きくなったお子さんでも事故や事件でなくされた家族が取材にこたえて

子供部屋とかが映像でうつっていて、

何年経っても「片付けられなくてね」っていう親御さん

そうかー、こういう気持ちだったんだねーって。

 

どどーーーっと思いを馳せる。

 

悲しかったね

あの人も、この人も。

もう、時間が有りすぎるものだから、

そんな事まで考えて、

あーいやだね

 

情け容赦のない現実を乗り越えられるのかな

 

捨てていいって言っちゃったけど いいのかな

いいんだよね

んー