(沖縄の海)



セバスチャンが亡くなり、


お会いする誰もが


"家族思いのセバスチャンという人間"


が亡くなった悲しみに寄り添ってくれる。



その一方で、


全く違う、

家族の知らない、


別の顔をしたセバスチャンの


生前の有り様を知ってしまった衝撃は、


どう表現したらいいのかわからない...


セバスチャンの外面と、

セバスチャンの正体とのギャップ...


あまりに違いが大きくて、

あまりにもショックで、

あまりにも酷くて、


その葛藤で、今も苦しくて苦しくて


私は、意識して息をしないと、


呼吸することを忘れてしまいそうになる。


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セバスチャンの実家は地方にある。

遺骨はセバスチャン父の眠るお墓に。

本当は、自宅近くのお寺にも分骨で供養していく予定だった。


しかし、


この、とんでもないことが明らかになり、それは中止に。


それどころか、


家でセバスチャンを供養することは不可能な状態となり、


お寺にお願いして、遺骨、遺影、位牌、全てを四十九日法要まで預かってもらうことになった。。。



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セバスチャンの逝去から2週間が過ぎ、

私は、様々な手続きに追われていた。


意識して触れないようにしてきた、セバスチャンのPCや携帯。

パスワードすら残してないから、

中に入るまでにずいぶん時間がかかった。


そして、


中身をいろいろ調べていくうちに、

明らかに「何かある」....

と、私の心拍数がどんどん上がっていく。。。



そして、

これか。。。


と、私は凍りついた。


「何かある」の正体

とうとう見つけてしまった。。。