このブログでは薬の事ばっかり書いてますが、もちろんパーキンソンの治療で大切なのは、薬ばかりではありません


診断された直後から半年間は、仕事以外の覚醒している全ての時間を、パーキンソン病について調べまくる事に費やしました。


結果、日本語・英語に関わらず、全ての情報に「運動が大切」と書かれていました。


特に週に150分以上の有酸素運動には、「神経保護」の効能がある可能性があるとのエビデンスがあるそうです。単なる「体力向上」というレベルの話ではなく、「ドパミン神経の減少」という「病態の進行」を遅くする可能性があるわけです。


薬もビックリの効能ですよね。


150分という事は、平日毎日30分以上ですから中々ハードルが高いですが、半分程度でもそれなりに効果はあると思います。


私は中古のエアロバイクを購入し、毎日20分程ユーチューブを観ながら漕いでますが、終わったあとは全身の血流がアップしてとても気持ち良いです。


身体が温まっている間に、背骨を伸ばす、回す、側屈する方向にストレッチして、股関節周りもほぐしてます。


背骨が固くなると、バランス不良に直結します。最近は「体幹のバランス」という言葉も良く聞きますよね。「おっとと〜」が効かなくなって、そのままズドンと転倒です。


股関節は特に「伸展」といって、後ろに伸ばす事を心掛けてます。


股関節が固くなると、大股で歩けなくなり、どんどんチョコチョコ歩きになってしまうみたいです。腰痛にも大きく影響するようです。


関節が固まってしまう事を「拘縮」と言いますが、こうなると中々元には戻りません。薬でドーパミンが補充されても、猫背とチョコチョコ歩きからは脱出出来なくなる理由です。


ドーパミンでソフトウェアが改善されても、肝心のハードウェアがガチガチなら、動けなくなるのは自然な事ですもんね。


時々「今後どうなるのかな‥」等と、気分が暗くなる時がありますが、身体がまだ動く現在、やれる事をやってみようと思ってます。


運動すると、不思議と「パーキンソンがナンボのもんじゃコラ」という気分になります(笑)