すかいうぉーかー -2ページ目

すかいうぉーかー

CRAZY=SPELL−BOUND







コロナウィルス


自粛


してたけどね


まぁ、ソロで誰とも喋らず帰って来るのが殆どだから


























今年の備忘録ってとこで









I've seen your severed head at a banquet for the dead


All dressed up for dinner, looked so fine


Your shining silver salver so tastefully powdered


With the finest military quick lime
Now try and picture this, as I gave you a kiss


The apple in your mouth slipped in mine


The orchestra played the sweetest serenade


We laughed as we put away your wine







やっと


やっと、手に入れた








自由自在

完璧な脳内ラインのトレース


喉から手が出る程欲しかった「一体感」

ソレを可能にした、サスのセッティング








そして


身体の奥から溢れ出す、自信の漲ったオーラと
タガの外れた、走りへの欲望















(溢れ出したんだ)



































もう一度勝負しろ


ギッタギタにしてやるから
























勝手に逝きやがって


馬鹿が



 








 




Well, on a train, I met a dame

She rather handsome, we kind looked the same

She was pretty, from New York City

I'm walking down that old fair lane

I'm in heat, I'm in love



But I just couldn't tell her so
I said, train kept a-rolling all night long


Train kept a-rolling all night long

Train kept a-rolling all night long

Train kept a-rolling all night long





















With a heave, and a ho




But I just couldn't tell her so, no, no, no



 








Nさん「おー、やったな(笑)  

いつの間にか、ベテランライダーの仲間入りか?」










気分的には、何にも変わって無いんだけどね



4年振りだし
頼まれて出たし








Nさん「夏に届けてくれたGSX-Rの車検取るぞ。 H君に早く書類送るように言っといてくれ!」













へいへい









さーて

来年も、色々忙しいなぁ





































 












色んな事が言いたかった





「もう、最後だ」

そう 思うと、後から後から湧いて来る






でも、もう止めておく



言葉で綴るのは、これで














ちょうど10年



楽しかった


たかが、携帯に文章打ち込んで送信するだけで

俺の人生は、予期せぬ方向へガラっと変わった




その間に関わった、全ての人の事は

全部覚えてるし、一生忘れない


俺の大事な宝物


















俺は走ってる




適当な人間だから、この先どうなるか分からないけど
それだけは、間違い無いと思う


この形のままで

このスピードのままで





でも別に、大事なことなんて バイクじゃなくたって良いと思うんだ


見つからなくたって
やれなくたってね






じゃあ


俺にとって

俺のブログにとって


バイクとは、何だったのか
























地平線の彼方まで続く道




何処へでも 何処まででも







250からのスピードだ

空気なんてもんじゃない


そのブ厚い壁を物ともせずに
ブルブルとわななきながら切り裂いて行く、スラントしたノーズ


めまぐるしく動くサスが、全てのショックを吸収し

190のリヤタイヤが
人間の皮膚ぐらいなら簡単に剥ぎ取るような力でアスファルトを蹴って

何もかもを、一瞬で置き去りにする





人間の狡さや 汚さが入り込む隙なんて微塵も無い


人の命なんて 簡単に奪い去る、純粋で真っ白なリアルは




とても美しくて

誰にも邪魔出来ない









強烈なエネルギーを爆発させながら
一瞬で彼方へと走り去るソレは





何かに呼応した者の魂を
心臓ごと、もぎ取って行く



















バイクは





















































『自由』の1つの形だ





















ありがとう


またな




『すかいうぉーかー』    完









その後はまぁ、普通のツーリングだった





河津に出て、孤独のグルメでやってた「わさび丼」を食べたり

天城高原で駿河湾を見下ろしながらコーヒーを飲んだり



途中

側溝に見事にハマったバイクが居たり

そのせいで、俺が危うく 軽自動車にオカマ掘りそうになったりと、小ネタも挟みつつ



ここで、ナカさんが 首の爆弾の具合が悪くなり

皆疲れてそうだったので、そのまま伊豆縦貫道で東名に抜けるように指示する







「パツは?」








うん、俺は箱根に戻る






まだ、走り足りなかった


こんな風に思ったのは、何年ぶりだろう






伊豆スカから、十国峠
車が混んでるのを見越して、敢えて湯河原から椿で戻る



一人になった俺は、全身から悦びのオーラを撒き散らせながら
一般車やツーリング集団を次々に抜き去り

軽く鋭いGを張らせっ放しで、伊豆半島を駆け抜ける



行きとは違い、すっかりクリアになった視界の先には
真っ白に冠雪した、見事な富士




もう、言う事は無かった


バイクは




バイクはこんなにも楽しいものなのだ










日も西に傾き始めた大観山



俺は、東本昌平さんのギャラリーが観たかったのだ





素晴らしかった

原画では無いが、原画と同じようなデカいサイズで見る氏の絵は、細かな鉛筆の線までが鮮明で

ブレーキーローターの孔の1つ1つまでも堪能する



何というか
前輪と後輪の回っている速度が、きちんと同じに見えるのが凄いなぁと

一人で妙な歓心をする



実は、そこまで緻密でも無くて

結構 油画みたいな要素もある







タップリと堪能し、外に出ると
もう山陰が、水に墨を垂らしたようになっていた




俺は、バキバキになった身体で車体を跨ぐと

箱根を後にした




















( ・・・ん?)






東名高速道路



最後の海老名で、休憩を取り
ガソリンを入れて出発し


横浜町田に差し掛かった辺りだった






見覚えのあるバイクが、唸るようにすり抜けを続ける 俺の視界に入って来た









「・・・ハハッ ♪ 」






 


気付かないようなので、頃合いを測って真横に付けると
モトさんが、ギョっとした目でコチラを見る







追い付いちゃった(笑)






















俺は、軽くウィンクをすると




アクセルを開けて

































あっという間に ソコを立ち去った





  (了

























スルリと右に倒す

大きく綺麗なカーブが、その道幅と路面と程良い登り傾斜で
俺とマシンを抱きとめる




自然に返る右手首


きちんと下拵えされた加速が、温かみを持って世界の壁を越える


穏やかな気持ちのまま、何の迷いもなく取ったラインでセンターに寄り


アクセルを戻しただけで態勢を整え、流れ続ける路面に吸いつくように左に倒す








( ・・・凄い)






流れるような一連の動き


全て

全てがソレを可能にしている




車格

重心

エンジン

トラクション



人間が乗った状態のシート高
ホイールベース  キャスター角
ハンドルの幅・位置・垂れ角

フレームの幅や、タンクの張り出し部分までが



計算された無数の手摺のように

これじゃ、R1はただの丸太だ







何だ?  


何なんだ

俺の為のオーダーメイドなのか








長い降り

レブリミットは守る



いや、それ以前に
別にそんなに加速は要らない



速度が乗っている





熱が無い

速度と時間と空間が、見事に融合している



降りきって、僅かに登りながら また優雅な右カーブ




始まりから終わりまでが、繋がったまま一瞬で


何よりも、この

“ スピードの感触 ”






脳が開いて行く

長い長いS字
右に腰を軽く振ると、丸く丸く後輪がステップを刻む


登りきって、左にスパンと落ちる

そのまま何処までも伸びて行くように
ずっとずっと







ミラーをチラリと見る


居ない








僅かにアクセルを戻す









俺は








この感じを知っている気がしていた





自由自在

コーナーが迫れば、その先のRを値踏みし

進入を探り





綺麗なアスファルトと 燃えるような緑を全身で飛び越えながら

バイクと1つになって 何百何千というコーナーと直線を駆け抜ける





加速
減速
切り返し
進入
旋回

そして、また加速







【車格がデカい

加速がキツい

ブレーキが激しく、車体が重い】









【何で、こんなになっちまったんだよ



あの時

キーコに借りたCBRは、こんなんじゃ無かった】







【パワーウェイトレシオ


上がる馬力 増える車重 膨大な熱量】









そして









【外観は最高

データ上の馬力も、車重も】



だが


“ 本当にコレで良いのか? ”



買った直後は、不安だった














「コーナーは
























待たねぇからな」








俺は、ニヤリと笑った





( 続