Hot in cold | すかいうぉーかー

すかいうぉーかー

CRAZY=SPELL−BOUND









マイナス気温



まだ、陽も登らない正月の街中を駆け抜け

とっとと乗った高速で、最終区間に全く車が居ない中


大きなカーブの路面が、いきなり真っ白になって 慌ててWRを停め、路面をジッと見つめ爪先でチョンチョンとやる



凍ってる訳では無いようだったが
おっかなビックリ行く









ガレージに着くと、中からしょぼくれた目を擦り ウッちゃんが出て来る


「早いな(笑)  明けましておめでとう」




痺れる手を振りながら、今年もよろしくと返す







すぐにモトさんがハイパーモタードで到着



今年の4耐入賞マシンであるFZRと、お馴染みのオカNinjaをハイエースに積むと

のんびりと国道に出て、北へ









桶川は、朝の8時だというのにごった返していた


どうやら、仕事や家族サービスの合間を縫いたい大人はウジャウジャ居るようで

自分の考えの甘さに苦笑しながら、付けたばかりのWRのキャリアから 装備を降ろす






今日は、もう1人
初めましての人がいた



スガさんは、モトさん オカくんらと同じ、某大手建築の千葉のお偉いさんらしい



挨拶をすると、軽トラに積んで来た綺麗なD-RZを背後に にこやかに返事





家が千葉の茂原サーキットからすぐらしく

元々は、ブームまっただ中の頃にVガンマで峠を走り回ってたそうだ







走行券を買い

のんびりと支度をして、玄関に新聞でも取りに行くかのように コースに向かう


1回15分
初心者クラス

すぐに、15分の中~上級者クラス




まずは、初心者でタイヤも身体も暖めるのだが
どっこい、桶川の初心者クラスは 普通に上級者も走る



勿論、初心者が走っても 普通に気を使ってもらえるが

俺が暖気程度に走る分には、CRやWRの400辺りにポンポン抜かれたりもする










(大丈夫かな)






7~8分走って
そろそろ、マシンに負荷かけ始めようかなと思ってた矢先に、スガさんがコースの真ん中辺りで停まっていた




周りをキョロキョロしているが、すぐにオフィシャルが走って行く


大した事は無さそうだ








チェッカーが振られ、一度コースを出る


モトさんもスガさんも戻ったようだった

が、俺はそのまま上級者クラスとして 再度コースイン


間髪は入れない
完全に自分のペースでアップ出来たので、そのままギアを上げて行く


言っても、WRでまともに攻めるのは2年ぶりぐらいだ
タイヤはIRCだし、パッドも耐久性重視


冷たい路面と、自分の感覚を少しずつ少しずつ探って行くので
体力的には、全く疲れていないのだ




別に、抜かれようが 上手く走れなかろうが構わない

久々のバイクってだけで、凄く楽しかった













戻って、ツナギのまま上着を羽織り
どっかりと椅子に座ってタバコに火を点け 深々と吸い込む




風も冷たく、30分走っても汗1つかいていなかった



雲1つ無い青空

snow peakのコンロで湯を沸かし
コーヒーを淹れる





ナンバーを外され、灯火類にテープを貼られたWRがコチラを見ている


普段の通勤の足としても申し分ないが
フラっとこういう場所に来ても、戦闘力は折り紙付き



楽しい  最高だよオマエ









1時間あけて、2回目


30%ぐらいの余地を残しながら、ペースを上げて行く


スガさんが、もう一度コケて ハンドルが曲がりクラッチレバーがホルダーごとへし折れたが
そこは、洗礼のようなものだ

このコースには、バイクの基本が詰まっている
400のパワーなら、俺よりも更に慎重さが必要






モトさんは、ギア比の合わないFZRのウッちゃんとタメをはれるぐらいに速くなっていて
俺が追い掛けても、その距離は縮まらなかった



“走っているヤツが速い”

俺の持論だ



立ち上がりで、軽くケツが流れたところで ペースをそれ以上は上げずに
二人を見送る
















“ こういう遊び方が出来るようになったんだな ”

























左の太腿を激しく つらせながら

俺は、メットの中でニコニコと笑っていた