「カッコ良いですね」
クタクタの体を振らつかせながら
帰ろうとメットを被ってグローブをつけていると、背後から声
振り返ると、知らないキューブから
知らないスーツ姿の30前後の綺麗なお姉さんが降りてきたところだった
「何ccなんですか?」
「250です」
答えながら、頭の中をフル回転する
誰だ?
誰だ?
ウチの会社の駐車場に停めてんだから、ウチの会社に関係してない事はないだろう
でも、見たこと無い
材料屋の営業?
役所関係?
水道局?
いや、なんか違う気がする
「アタシもバイク買ったばかりなんですよ、CBの400」
「あ、ああ スーパーフォアですか」
「納車はされてるんですけど、ヘルメットを買うの忘れてて、買いに行く暇が無くて(笑)」
「あー、でも ジックリ選んだ方がいいですよ」
この辺だと、2輪館が1番近くなので
そこの話をしながら 更に頭を捻る
おかしいだろ
仕事関係で来た人間が、こんなにフレンドリーにバイクの話振って来るか???
「アンタ誰」って聞ければ手っ取り早いけど
場合によっちゃ失礼になるし
ウチの会社の人間の奥さんは、一応全員見てるしこの人違うし
あっ
分かった!
社長の娘さんだな!!
そりゃ、こんだけフレンドリーに
たしか、旦那も子供もいる筈だから こんぐらいの歳だろ
しかし、それでバイク買うとか すげー話だな
こりゃあ、失礼のないように ちゃんと相手を
そこから、10分
帰りたいのはやまやまだが、仕方無いので
お盆までには用意して乗りたいだのなんだのと話すのを、うんうんと聞く
まぁ、でも
初めてっぽいし、そりゃあ嬉しいんだろうな
バイクの話がしたくて、しょうがないんだろう
社長「あれ? パツ君 まだ帰って無かったの?」
「あ、社長 どうもお世話になってますー」
第○生命さんでした
(*´∀`*♯) ふざけんな、このアマ