「自分は大丈夫だから」
気丈にそう話していたが
当然のように、肉親でも長い付き合いがある訳でも無く
そこには、暖かくて儚い優しさと遠慮が
距離も質量も測り知れないほどに、無味無臭のまま横たわっていた
“何でもします”
それも言えない
嘘はつきたくないし、出来もしないのも分かっていたから
やれる事を
ただ
そのバイク乗りが、願ってやまなかった事
それだけは、分ったつもりだった
本当の本質を、正確に
人としては、もっといろんな事があって
それは俺には無理だったけど
バイク乗りとしてだけは、何を喜んで貰えるのか
周りの奴等の半分以上が、見当違いの押し売りでワイワイやってるのを見るのも歯痒かったし
その1つ1つにキチンと応対する姿も気の毒だったが
対岸の火事のように眺めながら、口を閉じるしか無かった
だから、知ったのも随分後になってからだし
哀しくも寂しくもあったけど、それは仕方のない事だと 大事に胸にしまった
爪の垢程度だとしても、自分だったら嬉しいから
人との関わりには
それぞれに適正な距離と角度があると思う
触れるどころか、見もしなかった物も沢山あるだろうけど
もしも、いつか向こうで会う機会があれば
また笑って、一緒に走れると
その人の事を思い出す度に
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