古い灯台 Ⅲ | すかいうぉーかー

すかいうぉーかー

CRAZY=SPELL−BOUND










いくつかの微笑みが脳裡を過る




それぞれの"あの日"から

遠く、不夜の空に浮かび上がる
温かく無慈悲な記憶と現実の搾りカス










「キンキン」とチタンが冷えて縮む音


スタートも周回数も、ゴールさえも分からない





自ら越えたフェンスのこちら側から 目を細めて俯瞰し


呆れるぐらいに冷徹で無感情な本心の先で
黒い海面のうねりに、起伏の無い思考を泳がせる











観ているのだろうか



濡れて 額に貼り付いた前髪や

絶望の中で気丈に振る舞い、縋るように伸ばした手







果てなどなく

手の中に残る物は、1/100にも満たない




誰かの記憶には、1/1000すらも







痛みに立ち足を変えると

切れそうなベルトループにダラリと垂れた キーチェーンが鳴る









物云わぬ伏せた影が、鏡のような目で





















「行こうか」
































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