森の木陰でドンジャラホイ #4 | すかいうぉーかー

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CRAZY=SPELL−BOUND
















2~30台がスタート前の列を作る懐かしい光景を横目に
ピットの脇の階段を昇り、屋根の上のスタンドに出る


真新しいペンキの白い柵の向こうに、巨大なホームストレートが広がる




眩しいぐらいの陽光の下で

ソフトフォーカスの中に揺れる路面が、グランドスタンドへ渡る陸橋を潜り抜け
第一コーナーへと延びている





ゆっくりと

次々にコースインして行く、様々なマシン




コーナーを曲がって視界から消え
排気音が、回転上昇に伴って 派手に上がっていく





後を追うように視線を巡らせると


遥か先の斜面の上を、小さくなった姿が次々に駆け抜けていくのが見え

またしばらく消えて、一番手前に飛び出して来た



かなり緩やかな高速コーナー
少しだけ下っている


そのまま、アウトに飛んで 減速しながら左





また、消える

一瞬見えて・消えて






「そういう感じね」





頭の中で、何となくコースの全体像が分かる







筑波
菅生
富士
鈴鹿
もてぎ
TI
エビス
トミン
桶川


自分で走ったのから、友達のレースの観戦まで
結構色々観てるのだ



消えて、出てくる時間と音








ホームストレート

視線を向けた瞬間に、ドンピシャでマシンの影が飛び出して来た


















「・・・あ~あ (笑)」



金華ハム号が、とんでもないスピードでフッ飛んで行く

1台だけ明らかに違う音
周りが軽く唖然として、ハムさんに注目してるのが分かる




忙しくて随分乗れなかったみたいだから、嬉しいのは分かるが
あれじゃ、羊の群からドラゴンが飛び出して来たようなもんである






ウォーマー巻いたタイヤに不安が無いのだろう

トランスフォーマー並みに形が変わるぐらい、フロントをボトムさせて 1コーナーに殺到し
降り下ろした斧みたいに車体をバンクさせて、1コーナーへ消える


一通り通過するのを見届けると
階段を降りて、反対側へ



さっきの緩い下りカーブを、加速→減速→倒し込み と、一瞬でやって
ドーナツ盤の上をなぞるように、ハムさんが切り込む


CBR

10R

R6

次々にSSが突っ込んで行き

ニンジャやFZRやグースらが続く





「スゲーw」



ラインも速度も、見事にバラバラだ

しかも、皆さんそれぞれが結構なレベル


こんだけのチャンポン状態って、見た事が無かったので
車種によってこんなにも違うのかと 驚く



頭や自分の経験上 分かってはいたつもりだったが


グースや、現行のCBR250Rが 6Rを完全に越える速度で軽快に曲がって行くのを見ると、ちょっと感動である



特にグースは面白そうだ
軽く興味が湧く








2周



3周







「おっと・・・?」





出始めた周回遅れの間を、速いマシンが縫い始め
前走車のパスに、経験とスキルとマナーが絡み

段々と、本当の順位が付き始める



ずっと眺めているうちに、見えて来た





どうやら



猛獣はあと2~3匹は混じっているようだった




(続









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