「入って!早く」と若様に急かされ、玄関を入ると
初対面の3匹が俺をジッと見ていた
「おす(笑)」
感慨深い思いで、たたきの横の出窓を見る
美しい銀色の毛並みが、そこを指定席にして 眩しそうに外を見ていた映像が頭をよぎる
異常になついてくれた
椅子に座る俺の膝に、綺麗なジャンプで着地し
まんまるの綿毛みたいに丸くなって、俺の体と腕の間に顔をグリグリと突っ込んで、気持ち良さそうに寝ていた
お前らもかい
つくね家の動物は異常である
なんで打率100%で、こうもアグレッシブに好かれるのか
ただ、1つ言える事は
非常に静かで行儀も良く
皆、とても澄んだ優しい目をしているのだ
先に書くと
俺はこの日の夜
コタツの前で、犬猫塗れ状態の
手塚治虫の“ブッダ”みたいになっていた
(続



