イベント参加好きのとーこです!
今回は、双子連れで【災害時の母乳とミルクについて】の講義を聞いてきました👩‍👧‍👧
講師は、公立西知多総合病院統括主任助産師、近藤望さんと、エンジェルランプ代表、災害ボランティアコーディネーターの椿佳代さんでした。

日本で液体ミルクが発売され、個人や自治体で備蓄用に購入する方も増えています。常温で保存でき、そのまま飲めるため、いざという時には、お母さんには心強い物だと思っています🍼
ただ、災害時にはデメリットなどもあるようです。

人工乳の無制限な支給で、2005年のボツワナの水災害の時、母乳を与えなかった事により、乳幼児の下痢患者が増え、死亡数がま20倍になったという事がありました。

母乳には、沢山の栄養があり、災害時に流行る感染症などからも守ってくれます。この母乳を人工乳に代用してしまった事によって起こった悲劇…
こんな悲しい事が起こらないよう、自分の子供を守るためにも、母乳育児の方はなるべく回数を減らさないよう、また、減らさずに済むよう、できる限り安心して授乳できる環境を整える必要があります。
また、母乳育児のお母さんがきちんと授乳できる事によって、本来、ミルクが必要なお母さんのに届くようになります。

出なくなったからと慌てたり、周りが不安にさせて人工乳に移行してしまうのはとても残念な事です。

本能的に、ストレスなどによって【一時的に母乳が出なくなりりくくなる事がある】そうで、身の危険が無いと分かると、また母乳が自然と出てくるのだそうです。また、お母さんが数日ご飯を満足にとれていない状況でも母乳には影響は無いのだそうです。

★母乳が出ないからといって★
・決して焦らない。頻回に授乳してみる。
・リラックスできる環境に身を置く。
・赤ちゃんが1日6回程度おしっこが出ていれば心配しない。
・数時間、お母さんの食事が満足にとれなくても、母乳の栄養には影響しない。食料が安定してきたら積極的に食べて水分を取る。

災害時には難しい事かと思いますが、頭の片隅に置いておいてください。
また、周りの人も授乳中のお母さんに『大丈夫だよ。一時的なものだよ。』と優しく声をかけてあげて欲しいです。