こんにちは。オーナーの藤原です。
ただいま、店内改装中につき大変ご迷惑をお掛けしております。
店内は、あと1週間で改装完了致しますが、社内事情により正式オープンは10日(月)からになります。
営業時間も大幅に変えております。ご注意下さい。
平日 8:30~15:00 土曜・祭日 10:00~17:00
ご迷惑をお掛け致しますが、どうぞ今後ともよろしくお願い致します。
改装に至っての経緯は前のブログでもお話していますが、移転して3年目で改装とは、、、実に経済的に痛いところでした。
私は「起きる事は全て必然」だと常日ごろから思っておりますので、後悔する事は一つもありませんでした。
八丁堀に移転して3年間。最初の2年は本当にいつも従業員に対して怒鳴り散らしてばかりでした。
3年目になった時に、フラクタル心理学という物を学び、自分の周りに対する見方が大幅に変わりました。
「周りの現れは自分の鏡」
相手にした事は全て自分に返って来るんだなぁとつくづく感じます。
当店も多い時には正社員が5名いました。ちゃんと社会保険も入れて。
社会保険に加入するという事はその分経済的な負担も大きく、いつも「売り上げ」「生産数」
「作業効率」の事ばかり考えて。
規模が大きくなった分そうならざるを得なかったのでした。
私は盛和塾という稲盛和夫氏が塾長である経営者の為の勉強会に参加しています。
盛和塾でのモットーは「心を高め、経営を伸ばす」というものです。
常日頃から塾長が言っている事「フィロソフィーの浸透が何よりも大事」だと言う事ですが、
そこで自分は学んでいながらも結局フィロソフィーの浸透が全く出来ていなかったんだなと思いました。
改装を機にいろいろな諸事情があり、正社員が全員離職してしまいました。
もちろん、離職する人にもいろいろな考え方があるのだから、一つも「あの子が悪い」とかは思っていなくて、「目指すベクトルが合っていなかった」という事だけなのです。
移転してから皆も私も本当に一生懸命に働いて、働いて、結局残ったものは一体何なんでしょうか?
もちろん、生き残る上では「経済」という物はベースにありますが、本当に大事な物は「共に働くスタッフ達との夢の共有体験」では無いでしょうか?
心と心の通っていない職場は、結局作るパンにも魂がこもっていなくて、作業になってしまうような気がします。
職人たちはそのお店での技術を習得したら、また新たなステップを踏むために離職してしまいます。
私も同じ立場で働いていたら、そうすると思います。これは普通の事なのです。
今までは、本当に作るばっかり。朝早くから夜遅くまで、作って作って。
時に夜勤もありながら。
心の繋がりを構築する事は難しい環境でした。
改装を機に、ある程度の物を機械化する事にしました。
そして、お店の営業時間も大幅に変更し、もっとみんなとのコミュニケーションを取り、一人一人の考え方を吸い上げて行けるような組織づくりを目指す事にしました。
こちらは改装中ですが、皆で集まって新しい商品の提案をブレインストーミングしている様子です。
10代から50代の仲間で、さまざまな意見を出し合っています。
まるで、文化祭の企画の様な
働く仲間たちは、きっと、みんなフリヨンで働く事で「自分と言う存在をきっと容認してほしい」と思っていると思います。
皆の意見、皆の考え、皆の想い。
これらをいかに吸い上げて生かしていくか。
これが私の最大の役割では無いかと思います。
皆、とっても楽しそうでした。
これからのフリヨンはみんなが楽しめる職場。楽しいスタッフがたくさん育てば、自然にそのワクワクはお客様にも広がって行くと思います。
営業時間の短縮に関してはご迷惑をお掛け致しますが、今の段階で無理ない範囲で組織を作る為に必要な時間を設けたいと思いますので、ご了承ください。