こんな私ってどうなんですか? | 占い師 某 件太郎(ボウケン)

占い師 某 件太郎(ボウケン)

最近は茶道にはまってます。

このままじゃ将来が不安…
現状には不満がたくさん
ちょっと私の話を聞いて
どうすれば幸せになれるの?


これって、当たり前かもしれないですが、

占いにくるお客さんは、

自分のことを知りたい人がほとんどなわけです。





もちろん、恋愛相談で

「彼の気持ちを知りたい」

みたいなケースもたくさんあるんだけれど、

それだって、つきつめると、

「私は彼からどう思われてるか知りたい」

と、やっぱり自分のことが気になるようで。


ちなみに、

あの人はどういう考えを持っているの?
私にどうして欲しいと思ってるの?
私はあの人に対して何をしてあげられるの?

っていうような、

控えめな相談はほとんどないです。


でも、それで正常なんですよね。

けっこういろいろ努力した末に、

すがる想いで占いにくるわけだから。


いろいろやってみたし、
でも考えると辛いし、
まわりにはとても言えないし。

言っても否定されるし。

私のこの気持ち、どうすればいいの?


こんなふうに、占い師って、

他の職業に比べて、

たぶん、圧倒的に人の本音の部分に触れるお仕事だと思うんですが、

その結果、思うのは、

あなたのその悩みを根元からごっそり解決できるのは、

むしろ自分のことじゃなくて


あのひとのことを、もっとわかりたい...


と思う気持ちなんじゃないの?ってことです。


もちろん、最終的にそうなってくれればいいなー。

という僕の勝手な想いっていうだけで、

占いにくる人には、そうは言わないんですけどね。

もっとも、いろいろへこんで頼って来てるのに、

コレをいっても、突き放す感じになっちゃうし、

そんな言葉は期待してないだろうし、

理解に苦しんじゃうとも思うから。

だから、めぐりめぐって最終的に理解してもらえればいい。

ぐらいの気持ちでいます。


じゃあ、こんな偉そうなことを言う僕自身はどうなのかというと、

占いに惹かれたあの日のことを思うと、

人さまのことは言えない状態なわけで。


そんな過去の自分への自省の意味もふくめて、

次回は占いへの道の入り口にたったあの日を振り返ってみたいと思います。