どーも、ぴろ吉です。
本日は、いつくかの貿易取引形態について解説します。
貿易実務検定C級で出てくる貿易取引形態は、大きく8つあります。
①直接貿易
②間接貿易
③並行輸入
④委託加工貿易
⑤開発貿易
⑥OEM輸入
⑦仲介貿易(三国間貿易)
⑧逆輸入
多いですよね…
しかし、本試験でこれらの詳細が問われることはありません。
それぞれがどういう内容の取引かという概要をつかんでおくだけで大丈夫です。
それでは一つずつ見ていきましょう。
①直接貿易 と ②間接貿易
これは、簡単です。
メーカーが直接海外と貿易するパターンが、「①直接貿易」、
間に商社が入るパターンが、「②間接貿易」、
です。
③並行輸入
通常、ブランド品などはその国の輸入総代理店を通して取引が行われます。
しかし、海外の販売店から直接輸入することも合法的に認められています。
(※もちろん、偽物はダメです)
この方法を並行輸入と言います。
④委託加工貿易
これは、どちらかが原材料を送って、もう一方が加工して製品を送り返すという貿易形態です。
また、これを加工する側からみると、「順委託加工貿易」と言い、逆に現在料を送り製品を輸入する側からみると、「逆委託加工貿易」と言います。
⑤開発貿易
買い手が、仕様書を作成して売り手に送付します。
そして、その仕様書通りに製品を製造し、書いて側に輸送します。
この形態を開発貿易といいます。
⑥OEM輸入
OEMとは相手先のブランドで製品を製造することです。
よって、OEM輸入とは自社のブランド品を海外で製造して輸入することです。
⑦仲介貿易(3国間貿易)
これは、間に中間商社が入り、一方の国のメーカー【A】とは購入契約を結び、また別の国の買い手【B】とは販売契約を結びます。
そして、実際の製品は【A】から直接【B】に輸送するという貿易形態です。
⑧逆輸入
最後は逆輸入です。
逆輸入は2つの意味(昔から言われている意味と最近の意味)があります。
昔から言われている意味は、例えば、日本のメーカーがアメリカに製品を輸出して、アメリカで人気になったのを見て、その日本のメーカーとは全然関係のない日本の商社が輸入して、日本市場で売ることです。
最近の意味は、例えば、日本のメーカーがアメリカに製品を輸出して、アメリカで人気になったので、その日本のメーカーが自分で日本に輸入して、日本市場で売ることです。
いかがでしたでしょうか?
各取引形態のイメージさえ掴んでいれば、本試験では十分対応できると思います。
次回は、市場調査について解説します。
では、一緒に頑張っていきましょう!
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