最期の一皿

前回は変なタイトルですみません。

それでも読んで下さった方

ありがとうございました。

(今回長いです。お時間ある方だけお読みください)

病院に行った帰りの

代官山蔦屋だったのですが

病院は、今月1日に受けた

人間ドックの再診でした。

内容と全然違う写真ですみません。

こちらはそれより前から予約してた

主人とのめずらしいランチ@トゥールダルジャン

スペシャリテの鴨です。

人生最期の豪華な食事になっちゃうかな？

とか思ってました。

カフェOpenして5日後に

病院で言われたのは

「胆嚢がんかも知れません。」

え？

言葉も出ません。

色々考えましたよ。

と言うべきでしょうが

小さな子を遺してでもないし

私がいなければ

返ってしっかり育つかな？とか、

夢が叶ったばかりだけど

みなさんに行きたいです〜と言って貰えたし

母より先にだけど、

親を亡くす哀しみは

もう味わわなくていいんだな。

とか。

ぐらいを、ぼんやり

あ、でも、棺には

お花とマカロンを入れて貰おう

パリにはもう一回行きたかったなぁ。

こちらは

魚の前菜

基本肉好きですが

魚の方が美味しく感じられる

と言うか、肉が重く感じられるのも

身体が最近辛いのも

そっか、更年期じゃなかったのね。

すい臓がんのように

自覚症状がない癌

つまり出る頃はもうかなり末期？

え？みぞおち痛くて最近胃薬飲みましたが。

カフェOpenの緊張？

娘の夏休みの宿題終わらないストレス？

かと思っていたのだけど。

そっか、違ったんだ。

「なかなか見つからないのに

今みつかったのはラッキーと思いましょう。」

と先生に言われました。

そっか、ラッキーなのね。

確かに、色々やりたい事はやれたかな？

周りの方にも恵まれて、

手術まではカフェも続けられる？

最後に会いたい人にも逢える機会があり

よかった、よかった。

あ、でも

お弁当、どうしよう。

え？もっと考える事あるでしょ（笑）

って思いますよね？

でも、真っ先に思ったのはそれ。

少し前に

Instagramで

私は家事を

やってあげてるのではない

させられてるのでもない。

相手の笑顔が見たくて動いているんだ。

とハンデがあるお子様お持ちの

若いママさんの記事

Mayu Tanaka DIYと暮らしとこども on Instagram: "@tanaka.kenso え？何の話しなんwwwってなった🥺❓いや、ちょっと今日はまた夫婦の話しよ🥺←昨日DIY上手くいかんでからさ🥺←私は、夫婦関係にgive and takeの考え方を入れるとネガティブな発想に繋がりやすいと思うんよね🥺自分がgiveするとtakeしようとするやん？で、衝突するか、どちらかがパンクする感じ。私は自分が家事をするのは相手にゆっくりさせてあげたいから自分が…

を見て

いやー凄いな。と思ってたけど

そっか、諸々出来なくなるのか。

と思うと、

確かに、やってあげたかったんだ、私。

やらせて貰ってたんだ、私。

こちらはヴィシソワーズ

長女にそう言えば

作って欲しいと言われてました。

この3週間、

普通は再検査に向けて

食事に気をつける？人が多いのかもしれないけど

ハンバーグ、ステーキ、グラタン、

とんかつ、唐揚げ、などなど

家族が喜び、私も食べられなくなる？

ものを笑顔で作り続けました。

家族には内緒で。

はい、言えませんでした〜。

心配かけたくないのもあったけど、

言っちゃうと現実、になりそうで

怖かったのかも知れません。

なるべく考えないようにと

思うのですが

そんな時に限って

こんな記事

小島慶子　「私の死は私のものではない」と初めて知った

を読んだり

こんな動画

１０００人を看取った緩和ケア医、４５歳の死　がんに侵されながらも「自分らしさ」貫いた最期の日々

とか

お墓の話や

遺骨からダイヤモンド💎が作れる話が

唐突に友人のランチで出たり

しまいには

再検査の前日に

がん末期でパワーストーンで

余命過ぎてもまだ生きてらっしゃるお話とか

これまた唐突に（苦笑）

もう絶対そうなんだろうな。と

そして、パワーストーン貰いに京都行く？

(そうでなくても、京都は行きたいですが)

と思いながら

病院に行きました。

どちらにせよ、帰りには

自由が丘のパリセヴェイユに行こうと

それだけを考えるようにして。

ベッドに横になって

覚悟は出来てたんですよ？でも、

わーって湧き出てきたのが

やっぱり死にたくない。

これから辛い事があっても

悲しさや泣きたくなる事があっても

それを味わいたい。

そんな思い。

そしたら

「あれ？あらら？変ね」

「なにもないわ。」

「ちょっと念のために、もうちょっと」

「うーむ、正常だわ。おかしい。

ポリープぐらいみつけたいわよね？」

(あ、いや、なくていいです、けど)

最後は先生に

申し訳ありませんでした。と

頭を下げられました。

いえいえ、お世話になりました。と

病院を後にしました。

そっか、違ったんだ。

そっか、ラッキーなのね。

パリセヴェイユはおやすみだったけど

また行けますものね。

と、言うわけで

お騒がせしました🙇‍♀️

誰にも言わなかった分

書きたくなってしまいました🙇‍♀️

まだまだマドレーヌ焼けそうです。

こちらは私のマドレーヌではありませんが

焼き立て、私のカフェブドワールでも

ご用意してお待ちしてます。

「言ってよ〜」と

同じように話した家族には言われましたが

そして、ずっと笑顔でいた反動？か

その後つまらない事で大げんかもしましたが

ま、これでいいんです。

笑顔を思い出して欲しいけど

どんな顔も私。そしてどんな顔も家族。

あんなにイラついたのに

また一緒にストーンと落ち着いて

笑顔で朝食スコーンしてる家族です。

そうそう、このデザート。

最期の一皿とはならなくてよかった。

まだまだ美味しいの食べて研究して

自分でもお出し出来るようになりたいな。

と、これからのカフェの話も

沢山しながらランチしました。

いらしていただけたら嬉しいです。

そして、

長々と最後まで読んで下さって

ありがとうございました🙇‍♀️