■スウェーデンのゲーム

 

「特殊な能力を持つ絵札(1)」

 

 

 このゲームは1500 年頃にフランスの” Coucou”という名のギャンブル ゲームが始まりと言われています。その後、イタリアでゲームに適したカードに仕立てられ、ヨーロッパ全体に広がりました。当初は38 枚のカードを使って遊ばれ、 18 世紀にヨーロッパを北上するにつれて、カードの数とゲームの名前が変化して、1741 年にスウェーデンで Cambio (「交換」のイタリア語) として初めて登場しました。1833年にこれが「キル(Kille)」になり、1850年頃にゲームとして普及しました。ここに紹介するのはスウェーデンのÖbergs社が1977年に製造した21 枚(数値1~12,絵札9枚)の異なるカードが 2 組で全体を構成する42 枚のカードです。

 

 

 

カード情報
タイトル ・Kille
サイズ ・58mmX89mm
素材 ・紙製(プラスチックコーティング)
構成 ・42枚+0枚
メーカー  Öbergs社(スウェーデン)
製造 ・1977年

 

 

「特殊な能力を持つ絵札(2)」

 

「数値カード(1~12)」

 

 

「パッケージ、バック面の模様及び特殊カード」


 

【Öbergs社】

 スウェーデン南部のエシルストゥーナ(Eskilstuna)にあるトランプ会社です。