4日の火曜にサントリーホールに行ってきました。都響の、記念すべき1000回目の定期演奏会です。チラシにも1000の文字が見えますね。マエストロもなんだか、いつもより男前に映っているような気がします。オケの並びはいつもの「インバル並び」で、第1ヴァイオリンとチェロとが向かい合う形です。この日はブルックナー交響曲第9番SPCM版の第4楽章付きでした。第3楽章までで約60分、第4楽章付きでは80分を超える堂々たる大曲です。SPCMというのは、第4楽章の校訂に当たった四人の人たちのお名前の頭文字を取ったものだそうです。

 

 

↑パンフを開いたら、中からこのステッカーが、現れました。なんだかとてもうれしいですね。何に貼っちゃいましょうか。

 

 さて、マエストロはほんとうに若々しいですね。マエストロが入場するやいなや、ものすごい拍手で、コアなインバルファンが数多来場しているのが知られます。

 

 第1楽章から第3楽章までは、これまでにも何度か聴いているので、眠気と戦いつつ、それなりに聴いていたのですが。。。第4楽章は、やはり、なじめませんでした。何となくではありますが、ブルックナーらしくないというのが正直な感想でした。これに類することは、マーラー交響曲第10番にも言えまして、しっくりとこないですねぇ。ましてや、ブルックナーは改訂が趣味とも言えるくらいの人ですから、本人が完成させたとしても改訂したのではと推測されます。小生としては、第3楽章までの「未完成」でもいいような気もいたします。難しいところです。

 

★★★★1/2

 

さて、日フィル/カーチュンウォンとバイエルンのブル9、どうしようかなぁ(バイエルン、チケット高いし…)。