すでに何日か過ぎてしまいましたが、23日にNHK交響楽団の定期演奏会に行ってきました。出演とプログラムは次のとおりでした。
出演
指揮:ファビオ・ルイージ
ピアノ:ルドルフ・ブフビンダー
プログラム
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op. 15
ニルセン:交響曲第2番 ロ短調 Op. 16 「4つの気質」
さて前半のピアノ協奏曲ですが、なんだかご無沙汰の曲で、久しぶりです。どちらかといえば、好きな部類に入ります。けれど、ソリストがルドルフ・ブッフビンダーということになると、感想としては「上手すぎてつまらない」です。実は以前にもブッフビンダーがソリストを務めた協奏曲演奏の際も同じ感想を抱きました。なんか、面白くないのです。まして、この3月東京・春・音楽祭でブッフビンダーのリサイタル(ベートーヴェンのピアノソナタ全曲演奏会)に7日間通った後でもあって、なおさら「つまらない」のです(リサイタルはものすごくよかった)。抜群に上手いのに、なぜか面白みを感じないという理不尽さ。何でなのか、よく考えてみる必要がありますね。
後半のニルセンの交響曲は、聴くのは初めてですが、全く印象に残らずです。少し前に聴いたメンデルスゾーンの「宗教改革」の方が面白みを感じたかな。
★★★★