久しぶりの演奏会は、池袋の東京芸術劇場、演奏曲はマーラー交響曲第2番「復活」でした。お席は購入時にチョイスできなくて(後で友人Y氏に聞いたらTEKETでt買うとチョイスできるのだとか)1階O列12番。コバケン指揮で聞いたときと似たようなロケーションで、偶然ながらアマチュアオケ同士の聞き比べ的な事になりました。指揮は冨平恭平さん、ソプラノは中川郁文さん、アルトは花房英里子さん、お二人ともに白を基調とした春らしい衣装での登場でした。オケの並びは対向型で、第一、チェロ、ヴィオラ、第二の順。通常向かって左側後方のハープが向かって舞台右側最前列最右翼。コントラバスは反対に第一ヴァイオリン後方。ホルンは右中間、そしてトロンボーン、トランペットは後方に横一列に並ぶ配置でした。

 

 開始早々、力強い演奏で一発で魅了されました。アマチュアオケの水準をはるかに超える素晴らしい演奏です。第1楽章終了後に合唱団が入場しましたが、なかなか指揮者は戻ってきません。マーラーの「少なくとも5分間以上の休みを置くこと」という指示をきちんと守ったのですね。再度のチューニング後に指揮者が戻り、第2楽章が始まりました。本当に優雅で、ワクワク楽しくなるような曲想ですね。

 

 第4楽章、ここは大好きなところです。アルトの声に沿うように渋く吹かれる金管、プロの楽団員でも時には躓いてしまうことがありますが、今日の演奏は非常にナチュラルで上手かったと思います。そして第5楽章、合唱団の声がとても素晴らしく、感動的でした。小生の席で聞いていると、天上から声が降り注ぐ、とはなりませんが、男声合唱がしっかりと下支えしているのがよくわかり、とても美しく聞こえました。素晴らしい演奏でした。

 

 このオケは年2回ずつ公演を行っていますが、Ⅰ年後の第50回は、マーラーの交響曲第8番です。期日は2025年6月1日、すみだトリフォニーホールで開催される予定です。本当に楽しみです。