9日の土曜に、すみだトリフォニーホールに、標題の公演を聴きにいってきました。チョイスしたお席は1階25列20番。この日はマーラー交響曲第3番ニ短調の一曲のみ。出演は次のとおりでした。チケットは完売だったそうです。

 

 指揮  井上道義
 メゾ・ソプラノ  林眞暎
 合唱 栗友会合唱団
    TOKYO FM 少年合唱団

    フレーベル少年合唱団

 

 何回聴いてもいい曲というのは、個々人それぞれがいろいろとあるとは思いますが、私にとってはこの曲がそれに該当いたします。とはいえ、オーケストラ、ソリスト、そして合唱団と、多様な要素があることから、席のチョイスには悩みがつきません。オケの演奏、合唱団の歌声、ソリストの美しい声、すべてを十二分に満足させてくれるお席は、なかなかなさそうです。サントリーホールのようにP席に合唱団を入れられればよいのでしょうが、トリフォニーやオペラシティ、NHKホール、芸劇はサントリーほどの広さを持つP席はありません。なので、合唱の聞こえ方が随分と異なるように思われます。

 

 1階席の後ろの方で、席のロケーションとしては中2階といったところでありましたが、結局の所、中途半端だったかなぁ、と反省。合唱団のロケーションは、少年合唱のみオルガン演奏席の左右に位置していましたが、他の合唱団はステージの最も奥まったところ。臨場感といいますか、迫力といいますか、今ひとつの感じでした。オケの音もかなりの要素が中空に向かって放出された感じで、これまたもう一つ感が拭い去れません。2階席の前の方にすればよかったかな、と思っています。

 

 演奏は、ややあっさりしていたかもしれません。悪くはなかったと思います。

 

★★★★1/2