1月25日の木曜に、N響の定期演奏会に行ってきました。プログラムと出演者は次のとおりでした。お席はいつもの2階センターブロックでした。この日のコンミスは藤江扶紀さん、トゥルーズ・キャピトル劇場管弦楽団のコンミスを務めているそうです。ソヒエフが引っ張ってきたのでしょうか。

 

 出演  指揮:トゥガン・ソヒエフ
     ヴァイオリン:郷古廉
     ヴィオラ:村上淳一郎

 

 プログラム  

  モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K. 364
  ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op. 55 「英雄」

 

 この日のプログラムは「変ホ長調」プログラムですね。このところのN響のパンフレットは結構親切で面白く、変ホ長調の調性は、弦楽器は曇ったような感じとなる一方、管楽器は吹きやすいのだとか。モーツァルトとベートーヴェンとを比較してみると、その違いがよくわかりました。

 

 モーツァルトは、2人のソリストが登場、何となく豪華。とはいえ、ヴァイオリンとヴィオラ、音量が小さくて小生の席では十分に堪能できません。その一方、「英雄」は金管がなかなか良くて、同じ変ホ長調でもずいぶんと違うということを感じました。「英雄」を聴くのは久しぶりでしたが、なかなかの演奏でした。速度はやや快速で、スマートで颯爽とした若々しい英雄の姿が見えたように思います。いい演奏でした。

 

★★★★1/2