誘拐逃避行―少女沖縄「連れ去り」事件/河合 香織
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10歳の少女と、47歳の男。
いたいけな被害者と、凶悪な犯罪者。
事件は、単純な連れ去りに思われた。だが......。
保護された少女は言った。
「家には帰りたくない」
これは、単なる誘拐などではない。
関係者の間に、衝撃が走る。
実際、逮捕された男の公判で、ふたりの間に潜んでいた闇が次々と明かされていく。
「好き」と「愛」が綴られた交換日記。
週末ごとに繰り返されていた外泊。
次第に少女の虜になっていった男は、すべての時間を、そして金を、少女に捧げていったのだった。
つまり、この誘拐を主導していたのは、むしろ少女のほうだったのではないか、というのだ。
そして、ついに暴かれるふたりの爛れた"関係"。
少女は、果たして何を求めていたのか。少女が背負わされていた桎梏とは、いったい何だったのか----。
37歳差の異形の"道行き"を描き出す、衝撃の事件ノンフィクション。