マイケル・サラ/ミッチ・ウェイス, 伊藤延司
タイガーフォース

「タイガーフォース」とは、南ベトナム駐留米軍の第101空挺部隊に所属した45人編成の小隊のこと。当時は陸軍の公式記録に名前のない幻の部隊で、約7ヶ月にわたり、非武装の村を焼き払い、数百人の住民を殺戮した。
この事実が世に知られたのは、40年近く後の2003年。米オハイオ州の地方紙「トレド・ブレード」が、幻の小隊の知られざる残虐行為を、執拗に追跡したCID捜査官の膨大な調書を見つけ出し、初めてその存在と暴虐の全貌を明るみに出した。
事件から35年も経った2002年に、CIDの捜査資料を発掘し、綿密な裏づけ取材で「タイガー・フォース」の「隠ぺいされた秘密」を暴いた同紙の記者マイケル・サラとミッチ・ウェイスの二人の記者は、2004年度のピュリツァー賞を受賞した。