ご訪問ありがとうございます。

 

前回 きょうだいの会を実施しておられるNPOのお話を書かせて頂きました。

講演会の最後にパンフレットを頂戴し・・

中を見ると

 

財布やキーケース等 素敵な革製品や 釣りで使うルアーの写真の数々。

 

代表が すかさず

 

これは うちの事業所でつくったものです。

働いている方々に これ 作って、と言うのではなく

障害の程度を見てその方が制作出来る様に、デザイナーさんに依頼してデザインしてもらっています。


 

 

えーっすごい

こんなクオリティの高いものができるんや

百貨店で売ってるものみたい・・

 カッコイイ

 

スバラシイ・・

 


そういえば 以前テレビで

従業員がほぼ障害者という食品会社を取材されていて

そこの社長さんが

これからは 本当においしいもの や 質が良いもの

が売れていくと思う 

障害者が作っているから買う、かわいそうだから買う、社会貢献のために・・とかでなく


美味しいから買いたい  食べたい


と言われるものをどんどん作っていきたい

 

と仰っていた。


 

人の能力を活かすも殺すも

組織の中では

トップの考え方一つ。


トップがアホやと、下の人間が犠牲になる。

 


どこぞの学校の校長さん

どこぞの委員会の教育長さん


それに   どこぞの国の首相さん?


あんたの事やで。

頼むで ほんま。

 

あ、スミマセン 話 それまして

 

戻ります。



この代表さん

学校に発達障害の理解に関する訪問授業も行なっておられる

 

座って話を聞くだけでなく

子供達に手袋をつけてもらい、小さいボタンをはめたり外したりさせて

 

この動作、やりにくいでしょ?

発達障害って指先がこういう感覚の子もいるんだよね

 

てな感じで 分かりやすく説明をされる

その事を、以前に授業を受けた方に聞いていたので

 

ワタクシ 帰って早速 PTAの役員さんにご相談

うちのPTAさん 仕事が早い、あれよあれよと話が進み・・

タコミの学年、4年生プラス3年生が授業を受ける事になった。

 

 

訪問授業が終わり、何日か経ったある日

道でバッタリみっ君のお母さんに会った


 

みっ君は タコミと同じ学年で 入学時から支援学級に在籍している

タコミとみっ君は支援教室での授業の時は スグレ先生と一緒にいつも楽しく勉強していて

二人の会話がなんだか可愛くて いいコンビだなあといつも思っていた


 

そんなお母さんが 私に 教えてくれた


 

こないだの訪問授業を受けた日にね

みっ君が


 

お母さん

障害を持っている人は悪くないねん

 

その人のお父さんもお母さんも悪くないねんて

今日 お話してくれた人が言ってたよ

誰のせいでもないって


だからお母さんは悪くないねんで



話しててくれて


台所でウルウルきて

ご飯作るの苦労したわ・・






なんてスゴイ  みっ君!

私も 聞いてウルウル・・


もし私がその場にいて 同じ話を聞いていても

そうやんなあ、誰も悪くないよなあ

なんて

聞き流していたかも



みっ君は

その言葉を深く受け止めて

お母さんに 報告して

お母さんも深く受け止めて


すごいなあ・・



発達育児はきれいごとではすまされない

壮絶な部分もあって


誰も悪くない

誰のせいでもないことが 

かえって辛いこともあったりする



本音は誰かのせいにしたい

ということも いっぱいあるけれど

みっ君のお陰で


また ボチボチと頑張らないとあかんなあ

なんて 思った日でした。