今回のオーバークロックは電圧もいじるため、最悪時は故障を覚悟しておこないました
CPUのオーバークロック動作は,CPUやマザーボードメーカーの保証外となる行為です。最悪の場合,CPUやメモリモジュール,マザーボードなど構成部品の“寿命”を著しく縮 めたり,壊してしまったりする危険がありますので,本稿の記載内容を試してみる場合には,あくまで読者自身の責任で行ってください。本稿を参考にしてオー バークロック動作を試みた結果,何か問題が発生したとしても,メーカー各社や販売代理店,販売店はもちろん,筆者も一切の責任を負いませんのでご注意ください。
オーバークロックの電圧設定
電圧設定なしでFF14のベンチが完走するのは、前回の記事 でご紹介しました通り、私の環境では3.9GHz(19.5倍)まででした。
今回は、いろいろなオーバークロックのサイトを拝見させていただき、基本的なルールを作りました。
設定電圧は1.5V未満
CPU温度は50度未満
FF14のベンチマークテストが完走する
上記3項目をクリアした限界クロックの1段階下のクロックを常用する
今回オーバークロックで使用したソフトは、AMDさんのAMD OverDrive3.2.3.0457です。
AOD設定画面
CPUの電圧は、この赤枠のスライドバーを慎重に動かして行います。
AODのCPUの電圧の読みは「1.2750V」ですが、CPU-Zの読みでは、「1.344V」です。AODに比べるとCPU-Zの電圧の読み値が高く表示されましたので、CPU-Zの電圧を見ながら調整しました。
この基本ルールーを守りながらオーバークロックをした結果がこちらです。
結果としては、4.1GHzが最高値となりました。
1.5Vを超えれば、まだオーバークロックできるでしょうが、今回の基本ルール内ではこれが限界でした。
オーバークロック時の温度比較
ケース内の冷却には力を入れているのですが、どこまで耐えられるのかとても興味がありました。
CPUクーラーは簡易水冷Corsair CWCH50-1を使用しているのですが、オーバークロックと相性があまりよくないと聞いたことがありましたので、これに関しても興味津々でした
4.1GHzで49℃ギリギリ
室温も影響するので、今回測定した季節が春ですので、夏はもっと温度が上昇することになります
そういった意味でも、限界値より1段階下げた4.0GHzの常用が適していると判断しました
マザーボードには2箇所温度を測定できるところがあるようです。
さすがに4.1GHzとなると50℃を超えそうで怖いですね~
ビデオカードの温度は、個人的には70℃以下にしたいのですが、ビデオカードにおいては、4.1GHzにオーバークロックしても特に問題ありませんでした。
ど~~~ん
さてFF14のベンチマーク「High」の結果ですが、4,500台が限界のようです
4.1GHzのスコアが若干下がりましたが、誤差の範囲でしょう。
この結果からすると、電圧調整なしで3.9GHzでもよさそうです。
FF14の実際のプレイ中は、すべてのコアを使用していますので(過去記事 )ベンチスコア以上の効果がでるのではないか期待しています
今回、オーバークロックする上で、思わぬトラブルに遭遇しました
それは、AODで変えてもBIOSで変えてもパソコンを再起動するとオーバークロックした設定が無効になってしまうのです
いろいろなサイトを巡っていましたところ、原因がわかりました
不具合は、CMOSクリアで解決しました
しかし、これをやるとBIOSの設定が初期状態になるため、CMOSクリア直後のパソコン起動時は、BIOS設定をしてから起動しなければなりませんでした
ちょっと焦りました
今回、AMD PhenomII X6 1090T Black Edition BOX のオーバークロックにチャレンジした結果、4.0GHzで常用することに成功しましたので満足しています
体感としても、キビキビ感がアップしているので、やはりオーバークロックの効果がありました
常日頃から、CPU温度等の温度は気にしていますが、更に気をつけて温度監視をしなければと、思いました
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