画像の島は、島根県の隠岐諸島の「島前」(とうぜん)です~
屋久島のような島影の「島後」の前に位置するのがこの「島前」で、全体が火山島です。
「焼火山」を中心にした一つの島だったものが、噴火による浮沈を繰返しているうちに溶岩が流出し、島の中心が空っぽになり、山が落ち込んだ後が海となり二つの湾が形成された、というものです。
火山島の特徴である噴火湾がよく分かります。
一方の慶良間諸島はどうでしょうか。
島影がそっくりな隠岐諸島の島前同様、「火山島」なんだと思っていましたが~
琉球大学木崎名誉教授によれば…
100万年前の時代、沖縄本島南部辺りは海で、慶良間~久米島が本島北部のヤンバルと地続きの大きな島を形成していたらしいです。
それが地殻変動により沈降し、本島南部と逆転し、10万年前には現在の地形となったようです。
久米島は火山島だったようで、この地殻変動(「うるま変動」と言うらしいです)にはそこの火山活動が関連しているのですが、教授の話では、火山活動が直接的に慶良間諸島の形成に関わったのではなく、活動の影響で間接的に山が沈降したものということです(よく理解できませんが)。
慶良間諸島は、火山島ではなく、瀬戸内海の島々ような「沈降型地形」だ、という話でした。
(既出)
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