ボッテガ・ベルタ/一級建築士太田充美のブログ

ボッテガ・ベルタ/一級建築士太田充美のブログ

イタリア住宅・ヨーロッパ住宅専門の、横浜みなとみらいの設計事務所「ボッテガ・ベルタ」代表 太田充美(おおたみつよし)のブログです。

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洋館の建ち並ぶ横浜山手。そのなかに本物の洋館を望まれたのは

英国人のご主人H様と、日本人の奥様ご夫婦。

英国の素朴ながら上品で上質な雰囲気を醸し出し、

船のインテリアをモチーフにしてこだわり抜いた建物です。

横浜の青い空に映える美しい住宅です。







































佐野氏のエンブレムもついに使用中止になった。


新国立競技場もやり直し。


なんだかね?



佐野氏がぱくったかはもはやどうでもいい。


簡単にいえば中止になってほっとした。


なぜならばあのデザインがオリンピックにふさわしいとは


僕はまったく思わないし、好きじゃないから。


デザインには、基本的な発想やイメージコンセプトや素材などを駆使して


オリジナリティが最も求められている。我々の設計しかりである。


9分割だとか大きな円だとか、説明で理解してもらう必要などまったくない。


見た瞬間に今まで見たことのない感動が心に響くかどうかですよ。


それがあれば何かに似ていてもまねたとは言われない。


事実世の中にはまったく同じような素材や、イメージのロゴなどたくさん存在しますが


それはそれで立派に存在していますから。


レーベンブロイのビールのロゴと、プジョーのロゴなどまったく同じ。


でも存在しています。


見た瞬間、世界に発信するオリジナリティ、インパクトは


僕には感じなかったから。まったく感情が動かなかったから。


幾何学的でロゴを合わせたよく見るデザインだもの。(僕の感性がなかったのかもしれませんが・・・)


なぜこうなったのかを考える。


これって新国立競技場も、関係官庁の主管で応募要項を作って


密室で著名な建築家やデザイナーを委員に選んで選択したもの。


つまりものすごーくちまちましたものをちまちま選んだ感否めない。


昔の日本、たとえば1964年の東京オリンピックの時はこれから高度成長で


世界に日本の力を見せようという意気込みや気概があったはず。


それは国も役所もデザイナーも建築家も。


だからこそ皆がいいものをつくろう、世界に発信しようという大きな思いがあった。


丹下健三さんの代々木体育館の何とも言えない3字曲線のつり屋根構造の


美しさ、亀倉雄策さんの日の丸を真ん中に描いた日本を誇るシンボルマーク、


小学4年だった僕でも今でも目に浮かぶ。すべて今までなかった新しいものを


世界に問うた作品でした。


でも今はどうだ。


役人がとりあえずつくった募集要綱で集まった案を何案かに絞って


最後に残ったのでこれにしましたってか。インパクト無いから


修正させたって?!オリジナリティまったくなし!


もっとこういうものを作りたいとか、日本をもう一度世界に認めさせる


壮大なコンセプトでイメージを出させるとか、大きな目で見れる人が


この数十年でいなくなったのか。安藤さん、残念ですよ。あの会見は。


小さくなったな日本。本当に!


政治しかり、安保法案の是非は別として自民の中にも反対論者は絶対いるはず。


国を左右する大事な議論にだれも反対を言えない、自民も小さい。


野党は論外。


新国立競技場で一言。


これってオリンピックだから騒がれた話だよね。


つまりこれは公共事業の一つなんですよ。


たとえば八ン場ダム。民主がストップして自民でまた復活。


今どうなっているか。いまだに工事中でいつ終わるかもわからず


すでに9000億以上かかってるらしい。


つまり新国立競技場も官庁の役人からすれば


決まったら金はかかった分使えばいいという事業なんですね。きっと。


だから1300億が見積ったら1600億かかりそう、いやいや


本当は2500億になっちゃった。でもしょうがないじゃん。


(きっと公共事業だからかけないと困るんですよ。誰かが・・・)


だから今回再度練り直しで1500億を上限とか言ってましたが


きっと終わったら2000億超えますよ。だって公共事業なんだもん。


その時は発表されないからだれも知らない。終わってるし。


結局すべてにおいて、政治も、われわれ建築もデザインも


小さくなっちゃったんだね。成長しようという強烈な意志の時代を


過ぎて成熟して、今は老化しているのですよ。日本が弱くなってきた証かな。


反省します。自分も。


つれずれに思うままでした。









成城O様邸堂々完成!


すべてにおいて上質な贅を求めた、大人のための大人の家です。


フランクロイドライトのプレーリースタイルをオマージュとして、


和モダン、数寄屋との融合、素材はイタリア他天然石を使い、


色彩はグレーとベージュを基調にしたかすかにトーンを変えた


微妙な粋の世界を表現しました。




パティオを望む吹き抜けストリップ階段






水平ラインを意識したライトオマージュの上質で

シックかつ華やかさも兼ね備えた天然錆石張り外壁。






オリジナル格子引き戸がライトイメージと数寄屋をコラボレーション。







和室入口も格子引き戸



かすりの様な紺の壁紙はエルメスです

和と絶妙にマッチング、グレーの畳にバカラのシャンデリア

まさにミックススタイルの極致


今なかなかできない完全クローズの厨房

何度も染色したブルーグレーの扉にゼブラの天然石天板

グレーのイタリア石材壁タイルとこだわりぬいたコーディネートです。





ウォークインクローゼットは約10帖でたっぷり。




お客様用ドレッサー。ここは最後まで僕にお任せで

完成までお客様に公開しなかったシークレットでした。


メインドレッサー&バスルーム







二人のお子様には各部屋にドレッサー



同じくお子様には各部屋に同じシャワーブース。


ゲストルーム用ドレッサー


ビルトインガレージにはガルウイングのSLSが。

大きさは一般的ながらきらっと輝く上質な家ができました。


フレンチカンパーニュスタイルのK様邸。


屋根の反りから迫り出す台形ベイ型のTurret(塔)が緑豊かな


バックと相まって、フランスの田舎を彷彿させます。


本当に若いご夫婦にぴったりの家になりました。


KID’sコーナーや色合いのかわいい壁タイルなど、子育ての夢が広がります。


















バルコニーフェンスはいつものオリジナル

頭文字K入りです。






















逗子披露山 U様邸完成しました!


江の島から富士まで見通せる高台の素晴らしいロケーションに


プロヴァンスの香りを乗せて異国情緒が漂います!