物件52 千葉県 建築途中放棄ビル | ボヤジャントの呟き。

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過去に行った廃墟探索、今後行う廃墟探索を振り返りつつ、政治経済の話題、時事問題、雑談や長年の趣味であるバイクやギターなどについて雑談して行くのです。

2005年 12月16日

コメント・M氏からもたらされた廃墟情報を元に、探索を決行した。前回「赤レンガの廃工場」へMさんと同行した際に「千葉の某市にもまだ幾つか廃墟がありますよ」という話を聞かされたことがあった。
自分も参加しているソーシャルネーム「haikyo.jp」に、地図付きで掲載されているのを見て、「ああ、これが例の物件か」と分かり、しかも地元とあれば行かない理由は無い。今年も後少し、秋口に家族の急病で廃墟探索が一時期頓挫したときもあったので、それを取り返すべくクルマに機材を積み込み急遽現場へと飛んだ。

しかし今年の冬は寒すぎる。例年であれば冬であろうがバイクで現地へ赴いて探索活動を展開していたのだが、流石に今年はそれも躊躇するくらいに気温が低い。そして、撮影機材をグレードアップした事もそれに起因する。使い古したデジカメであればバイクで少々荒っぽい運転をしても気にすることは無かったのだが、DimageA200にしてからは流石にそれは出来なくなった。機動力は落ちるが、現場に行ってから「カメラが壊れました、よって探索中止」などという笑うに笑えない事トラブルも有りえる。そして、正直な所最近通勤以外にほとんどバイク人ら無くなってしまった影響も有ってか、寒さに対する耐性が著しく低下してしまったというのもクルマで出撃する言い訳になると思う。そして今年の冬の異常な寒さ。自分が子供の頃はこれくらいの寒さは当たり前だった。しかしここ数十年続いている暖冬ですっかり体がなまってしまい、少々の寒さでもめげてしまうと言う情けない体になってしまったのもいえる。あとは年齢か・・・・。

話が横道に逸れてしまったので修正。
今日は2件の廃物件を探索する予定にしている。朝から車に乗って廃墟のある某市にはまだ太陽がそれほど高いところまで登っていない時間には到着してしまった。
閑静な住宅街の中にあるコンクリート打ちっぱなしの廃墟。第一印象は御殿場の廃ビルの小型版といったところか。
イヌの散歩をしている人や、郵便配達のバイクが自分の横を通り過ぎてゆく。しかし怪しげな視線を送ってくる人は一人も居ない。
それは、自分のいでたちにあるのかもしれない。普段タンクローリーの運転をしている時に来ている作業服の上下、上には防寒着(通称ドカジャン)で方からカメラの入った大きなバッグを下げているからだろう。まさに建築現場を見に来た同業者か、あるいは放棄物件の値踏みに来た不動産屋に見えるのだろう。
そして自分自身も周囲に人が居るにもかかわらず堂々と写真を撮っては、鉄筋の露出した柱を触ってみたり、処理されていない電気配線を手にとって見たりしてそれっぽい仕草をしてみせているのも怪しまれなかった理由の一つか。

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