実家サポートが早めに済んだので、あの方に会うべく、奈良へ寄り道♪
その方とは…聖林寺の十一面観音様。
以前から気になっていた天の岩戸へ。
古事記の中に出てくる有名な神話、天照大神さまがお隠れになったという場所です。
地元ではこの付近一帯を高天原と呼んでいるそうです。
(※伝説の地は日本各地にあります)
平日に行ったので誰にも出会わないかなと思っていましたが、
駐車場には数台の車が停まっていて、途中5~6人とすれ違いました。
参道には大きな杉が立ち並び、足元には湧き水が流れ、神聖な雰囲気が漂っています。
拝殿の前には、ドーンと存在感たっぷりの大きな楠が。
ミキモト真珠の御木本幸吉さんが手植えしたもので「御木本楠」と名付けられています。
御木本さんは天の岩戸の崇敬者だったそうで、参道整備の費用も寄付されたのだそうです。
さて、拝殿の奥、天の岩戸は洞穴になっていました。
鍾乳洞から湧き出た水が流れ出ています。
神様たちが岩戸の前でどんちゃん騒ぎをしたとかいう話だったと思うのですが、
そんなに踊ったり騒いだりできるほど広くない感じです。
この湧き水は名水百選にも選ばれています(でも飲まないでね、と案内板に書いてありました)。
湧き水は拝殿の下の「禊(みそぎ)滝」へと流れています。
真冬だからでしょうか、さすがに誰も入っていませんでしたが、
更衣室があったので実際に禊をすることもあるようですね。
落差3mほどあるそうです。見守るようにお不動さまや観音さまがいらっしゃいました。
さらに山道を奥へ進むと「風穴」や「猿田彦の森」という名所がありますが、
めちゃ寒い日だったので、行くのは断念。
そういえば駐車場より手前に、天然記念物の大きな桜の木があったので、
またあたたかい季節に改めて訪れたいなぁ。