少し前になりますが・・・
2013年4月16日
高野山へ。
言わずと知れた、弘法大師・空海さんが開いた真言密教の聖地です。
2004年に世界遺産に登録。
その影響でしょうか、外国人(特に西洋人)をたくさん見かけました。
朝早く、南海電車に乗りこみ、約1時間半の電車の旅。
この日のために、堺にある実家で前泊。
今回はお得な「高野山・世界遺産きっぷ」 を利用しました。
カーブの続く線路を進み、
いくつものトンネルをくぐっていくと
どんどん山岳の景色に包まれていきます。
渓谷や橋梁、小さな集落など、
非日常の景色を楽しんでいると、
案外あっという間に、終点の極楽橋駅へ到着。
すぐさまケーブルカーに乗り換え。
「もうすぐ出発しまーす!」
乗り換え時間はジャスト5分。
結構せかされ、トイレに行く暇もありません。
急斜面をずんずん上がるケーブルカー。
景色は ますます山モード。
すっかり気分は 旅モード!
さて、着きました、高野山駅。
いい感じのレトロ感!
ノスタルジーに浸る間もなく、
またもやバスもすぐに出発!
一気に奥の院へ向かいます。
奥の院はお墓のエリア。
でも、観光客がたくさんいます。
記念撮影なんかしてたりして、なんだか変な感じです。
いいお天気で、周りに人がたくさんいたので、
お墓特有の暗い・怖い感じは全然ありませんでした。
でも、ふと豊臣秀吉さんのお墓に立ち寄ったとき、
何か特別な気配を感じ、ちょっと身震いがしました。
すぐ近くには織田信長さんのお墓もあり、
今でも戦国武将たちの魂がうごめいているような気が・・・?
ナンチャッテ、霊感は全くありませんので、あしからず。
あたりには樹齢何百年の
立派な杉の大木がうっそうと立ち並び、
ひんやりとした空気が漂っています。
夜ひとりで歩くのには かなり勇気がいりそうですね。
高野山のアイドル、こうやくん。とびきりの癒し系です。
お土産・グッズも充実してましたよ。
見よう見まねで 水向地蔵さまたちに水をかけます。
かわいいお地蔵さまを発見。誰かに似ているような・・・?
ここから先は空海さんが眠る場所。
この御廟橋を隔てて、こちらはこの世。あちらはあの世。
橋の下を流れる川は、三途の川といったところでしょうか。
身なり・姿勢を正し、いざあの世へ。
奥の院拝殿にあたる燈籠堂の中に入ると、
手前は 燈籠と ろうそくで灯されているだけの 静かな薄暗い空間。
そこへ奥の窓から自然光が差し込み、法具の金色にキラキラ反射して、なんとも言えない美しさ。
お寺でもあり、神社でもあるような、不思議な夢の世界のようです。
しばらく放心して、どっぷりと その世界に浸っちゃいました。
燈籠堂を出ると さらに奥に、空海さんが眠っているお墓(大師御廟)があります。
今でも空海さんは生きている、という考えから、
生身共(しょうじんく)という食事が毎日こちらに運ばれているそうです。
確かにこの場所で手を合わせると、空海さんの気配が感じられるような、神聖で特別な空気を感じました。
空海さんに心をこめてあいさつを済ませ、
いよいよお目当ての仏像たちが待つ、霊宝館へ。
つづく。。。