みなさん、
唐突ですが
人に好かれたくはないですか＾＾(笑)？
この間の「ビジネスに使える心理学」という記事を見た方から
心理学系をもっと聞きたいとご意見をいただきましたので
本日も心理学系のお話をさせていただきます♪
早速いってみましょう！！
人に何かをしてもらったら
お返しをしないといけない！！
という気持ちになってきませんか？？
このような心理作用を
返報性の原理（返報性の法則）と言います。
老若男女、国籍を問わず、人が本能的に持っている普遍的な現象です。
例えば、
ご飯をご馳走になったら何かお礼をしようと感じますし、
Facebookで「いいね！」をもらったら
お返しに「いいね！」をしたくなります。
このような自然に沸き起こる感情が返報性です。
普段は無意識レベルでしているからこそ、
返報性の原理を意識すれば、
人付き合いやビジネスにおいて強力な力が働きます。
上手く使えば
周りの人はあなたを好きになって
お客さんは商品を買いたくなる力となるのです。
■返報性の原理とは？
返報性の原理は、
社会心理学者のロバート・B・チャルディーニ氏の著書
『影響力の武器』で紹介されたことでも有名な心理効果です。
人は恩を受けたら、恩を返したくなります。
自分だけが恩を受けた状態は、
なんだか悪い気がしてしまいますよね。
そのうえ
何もお返しをしなかったら
「恩知らず」などと
社会集団から嫌われる可能性さえあります。
それほど強力なのが、返報性の原理です。
日本では
「人に何かしてもらったらお礼をしなさい」
という教育を受けた人がほとんどだと思います。
ですので、受け取った恩を
時には受け取った以上の恩で返したいと感じるのは
ごく自然な心理現象だと言えます。
■返報性の種類
返報性の原理には、次のような種類があります。
・好意の返報性
こちらが好意を見せれば、相手もこちらに好意を示してくれる
・敵意の返報性
こちらが敵意を見せれば、相手もこちらに敵意を示す
・譲歩の返報性
こちらが相手に譲歩すれば、相手もこちらに譲歩してくれる
・自己開示の返報性
こちらが自己開示をしたら、相手も同じ程度の自己開示をしてくれる
たとえ
「返報性の原理」という言葉を知らなかったとしても
恋愛や人間関係では、これらの返報性は
きっと無意識でしていますよね。
笑顔で話しかけられれば
自然と笑顔で返事したくなりますし、
しかめっ面で話しかけられれば
警戒した状態で答えてしまうと思います。
それが、「返報性の原理」です。
■返報性の原理の使い方
返報性の原理のなかで、譲歩の返報性を使った有名な交渉術に
前回の記事でもお話した
「ドア・イン・ザ・フェイス」があります。
これは、普通に交渉した時よりも
３倍近くも成功率が高くなる交渉術です。
そして、返報性で一番大切なことは
好意の見返りを求めないことです。
返報性は、好意を与えた本人から直接帰ってくる場合もあれば
まわりまわって、違う人から帰ってくる場合もあります。
これが、みなさんご存じの
「口コミ」ってやつです。
■人に好かれたいなら…
人に好かれたいなら
「ギブ＆テイク」ではなく、
「ギブ＆ギブ＆ギブ」
この精神が非常に大切です！！
見返りを求めずに、与えて与えて…としていけば
結果的に好かれることに繋がります＾＾
人間関係などに悩まれること方は
たくさんいらっしゃると思います。
身近な話だと、誕生日プレゼントとか
「あれ、あげたのに自分の誕生日には返ってこない…」
なんてことで悩まれた方もいるはず。
でも、「ギブ＆ギブ＆ギブ」の精神で生きていたら
きっとどこかで巡り巡って
自分にきちんと返ってくると思いますよ！！
因果応報のいい部分のところですね＾＾
それでは、本日も最後までご覧いただきありがとうございました！
今日はこの辺で！
中村 翔
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