Botom line, botom job. -11ページ目

Botom line, botom job.

結局のところ、底辺職。

今朝は風が強いね。

 

この仕事をして初めて3時半の目覚ましで起きた。

疲れてんのかなぁ。

昨日おととい休みだったのに。

そりゃ疲れてるよ。

 

 

元カメラマンの俺が言っちゃいけないけどさ、

 

写真。

 

なんでこんなものをたくさん大事に取って置くんだろね?

これほとんど後から見ないよね?

こうやって片付けの時に、

 

「わあ懐かしい」

「あー、あったねこんなこと」

 

「でも要らね。」

 

大量のゴミになる。

こんなもんなんで取って置くんだろ?

『大好きな人』『可愛い子供』

せいぜい10枚もあれば良くない?

だってずっとそばに居てくれるんでしょ?(←そこが俺とは大違い)

天袋の数十冊のアルバムをイスに立って降ろして、腰やった。

いや、

段ボール12箱、本の詰め込みのせいかも。

数えるのをあきらめた大量の本(だからこれ読んだのか?まだまだある)

これね、ブックオフとか古本屋さんは取りに来てくれないの。

「死んだ人の所有物は遺品になるから所有権的に訪問買取は出来ない」んだと。

どーすんのこれ?

とにかくさ、

死ぬ前に、残された人の後片付けを考えようよ。休みの度にへとへとだよ。

『仕事して、後はギターと筋トレの日々』に戻りたいんだよお願いだよ。

 

 

今日は会社の健康診断なので、出勤しても働かなくていい。

腰痛いから助かる。

出勤したら作業着に着替えずに洗濯物畳んで「ぼーっ」としてコーヒーも飲んじゃいけない(今朝弁当詰めてる時、指についたご飯粒を口に入れ「いけないいけない」「ぺっぺっ」危ないとこだったぜ)

皆んなの午前中の作業出発と同時に私服で「とことこ」隣町の病院まで。

雨上がりの線路脇を歩いてると作業に向かう車が「あれなんでkenさん⁈」と手を振ってくれる。

「あーそっか、kenさん今日健康診断か」

車内で言ってることだろう。

うちの部署の最後の健康診断が俺。

 

 

健康診断専門のクリニックで、受付したら順番に検査の部屋を回って行くようになってる。

それはいい。

血圧が160の97なのもいつものことだ。今朝薬飲んでないし。

採血が「ちっと」痛いのが気になったがまぁいいだろう。

 

「口にしますか鼻にしますか?」

 

はなでー

 

若いお姉さん女医さんが、

 

うにうにうにい〜

 

鼻から黒い細い管を、

まるで地球を侵略に来たエイリアンが人間に鼻から寄生するみたいに、

 

ふなふなふなちっと痛い

ふなふなふな涙出て来た

つば飲むと喉になんかある

動いてるぞこれ

 

「はい。今気持ち悪いとこ通った」

 

(いやさっきっからずっと気持ち悪いです)

 

「ゲップ我慢して」

「顎引いておへそ見る感じ」

 

ぐごごごごぐりりりり

 

なんちゅうの?

海釣りしてる人がぶっとい釣り糸をたぐるみたいに内視鏡ぐりぐり

抜いちゃあ、ずぶずぶ

引っ張っちゃあ、ぐぐぐぐ

 

看護師さんが俺の背中を上から下にさすってくれる。

んだけど、

 

そこじゃねえ。

 

てか、

そのさするの意味あんのか?

看護師さんが若いお姉さんで、そんな人に背中さすられるなんて普段なら辛いこと思い出して泣くところだ。

が、

だからそれ意味あんのか?

別れた奥さんが娘産む日、陣痛中ずっと腰をさすってたの思い出した。

 

「そこじゃないっ!」

 

いっぱい怒鳴られたっけ。

 

 

長ーく、長〜く感じた胃カメラが突然「ずぼぼ」と抜かれて、

 

「はい終わりー」

「ちょっとここ座ってください」

 

喉から順番に胃まで画像を見せられる。

 

「腫瘍が一個ありますけどこれ良性なものなので心配ないです」

「喉も胃も綺麗なもんです」

「何もありません」

 

まだ涙ぽろぽろ俺の胃の中グロい。

で、この女医さん若いのになんか凄い。

ありがとございましたー

 

 

会社帰ってやることない。

溜まってた『eラーニング』5項目、iPhoneイヤフォンでやってしまう。

テストも満点、レポートも書いて提出。

時間は有効に使おう(たまに)

 

あのさ、

胃カメラ入れる時って胃に空気入れるのね。

 

おーならーがーとーまーんーないぃー

ぶぶぶぶぶ

 

 

大ベテラン職員おっさん、

ロッカールームの扇風機の前にパンイチで立って、パンツの前ゴムを「びろ〜んん」

金玉冷やすのやめて。

 

帰って来たなぁ。

と思う。

そうそうこれこれいつもの景色みんな慣れっこ。

 

 

雨予報アプリを皆んなで見ながら、

「9時には降ることになってるけど3mmだって」

「大したことないな、これカッパ要らないんじゃね?」

「だね。カッパ蒸れるしね」

 

いつもの夏用作業着で出発。

俺今月初仕事。

雨だろうが、

台風だろうが、

結局濡れネズミだろうが、

 

やっぱり楽しい〜

 

なんちゅうか、アトラクション?みたい。

「どぼどぼ」と降る雨の中、全開ダッシュ

「うひゃひゃひゃひゃ」笑いながらダッシュ

 

俺この仕事好きだわー

 

 

 

通りの向こう側に渡ろうと横断歩道「とたたた」

目の端に「ふぇらあり来てんな」

突っ込んで来た。

「てめっ」

 

ワインレッドの右ハンドルのふぇらあり。

磨かれたボディの雨粒がキラキラ

運転席に、

 

きっれいな人だなぁ(←またかよ)

 

映画みたい。

日本にもこんなに「さらり」とふぇらあり乗る女の人が居るんだ。

旦那さんが奥さんにわざわざ右ハンドルを買ってあげたんだとしたら、

やるなぁ大事にしてんだなぁ夫婦はそうじゃなくっちゃ。

 

いやそこじゃねえ。

 

あぶねえよ。

 

綺麗な女の人のふぇらありが作業員と「ごっつんこ」しても、そこにドラマなど生まれないのだ。

だからあぶないっつーの。

 

 

 

おじさん達も若い皆さんも変わるがわるお悔やみとドリンク剤のお礼を言いに来てくれる。

皆んな凄いなぁ。

ちゃんとしてるなぁ。

こういうとこがコーム員なのかなぁ。

 

昨日出勤して早速今日明日、ルーティーンの休務日。

実家片付け行かなきゃ。保険会社の書類書いて送らなきゃ。

働いてる方が全然いい。

 

 

リターンのない労働てのは凄く疲れるんだよ。

 

親を悪く言ってもしょうがない。

死んだ後なら尚更だ。

 

普通さ、

いやそれが普通なのかどうかはわからんけどさ、

親が死んだら何がしかの相続があるだろ。

土地家屋、まとまった預金、有価証券、金塊、徳川埋蔵金の地図、カリブの海賊の財宝の在りかを記した血で書かれた海図、「実は我が家はハプスブルグ家の末裔でスイス銀行に膨大な資産がある」とか言う愚にもつかない遺言状とか・・

親父は『ああいう人(←ここ大事)』だから1円の相続もない。

どころか持ち出し持ち出しでどんどんお金が出て行く。

腹立つ。

姉さんがいう、

 

「今頃あの世で「ざまあみろ」て言ってる気がする」

 

・・・・。

あーなるほど。

ありえなくもないな(どーかお袋、俺の分もぶっ飛ばしといてくれ)

 

俺と姉さんは冗談抜きに「どこかに借金してると怖いから相続放棄の準備をしよう」と話してる。

酒を飲む為、周りにいいカッコする為には何でもした人だからね。控えめに言っても『お金に綺麗な人ではなかった』

 

親不孝の反対って何て言うんだ?

 

毎日実家に片付けに行って、

え。これなんかの病気なの?

てくらいの大量の使い古した封筒の束、10年分以上の買い物レシートの束、1000冊はゆうに超えるだろう本、本、本・・

これほんとに全部読んだのか? これほどの読書家なのにあんななの?

 

わかってるよ。

よーっくわかってる。

俺はその人の子供で半分はその遺伝子だ。俺にもじゅーぶんその素質があるし、心当たりも山ほどある。

うん。

ベクトルは違いこそすれ、俺もロクな人間じゃない。

自覚してる。よーっくわかってる。

みんなはこんなになってはいけませんよ。

 

 

2/3くらい片付いたかな。

まだまだだな。

これをやっても何の得もしない結果もない。

こういうのすっごく疲れるんだよ。

めんどくさい。ただただめんどくさい。

思い出しはしても悲しくも恋しくもない。

やる事やってからボケろよ。

だから、

 

親不孝の反対って・・

 

 

長かった夏休み、もとい慶弔休暇が終わる。

明日から出勤。

勘が戻るだろうか溶け込めるだろうか?

それでも楽しみでしょうがない。

台風だろうと酷暑だろうと早く現場復帰したい走りたい。