なんと、
娘がカメラマンデビューした。
「蛙の子は蛙」
なのか、
「門前の小僧」
なのか、
ま、しょっちゅう俺の機材を持ってカメラ女子しに行ってはいたけど。
あんなくそ重いもん担いで。
撮っててわからなかったり迷ったらLINEしといで。
「今こんな」
画像付きLINE
あ。
こいつ上手いわ。
ちゃんとライトが読めてる(元々本業は舞台照明だからね)
とーちゃんなーんも言うことない。
RAWで撮っててピントが来てて明る過ぎなければどうにでもなるからね。
とお茶を濁す程度。
この先、仕事にする気はないようだけど。
ま、てぇしたもんだ。
iPhoneを新しくしたので、
今までのJVCのイヤフォンの「もっさり」した音が気になって、
黒金曜日で3,000円安くなってた『イコライザーソフト付きイヤフォン』を買ってみた。ギターのマルチエフェクター(色んなアンプやらエフェクターやらの音がサンプリングされているおっさんには良くわからない魔法の箱)みたいな感じ。何とか言う高級ヘッドフォンの音とかも再現してて・・
いや結局良くわかんないから「すちゃすちゃ」音質を変えてみるだけなんだけどさ、
いーわこれ。
ギタリストや曲やギターに合わせて好みの音に変えられる。
いい買い物した。
そりゃさ、
あんなにたくさんいい記憶があるんだもん。
バチは当たるよね。
早朝の長い長いエスカレーターを腰痛で脂汗「たらたら」思った。
普通の男の何倍もいい思いをさせてもらった。
素晴らしい記憶、掛け替えのない時間。
だけどさ、
俺はその全ての女の人を大事にして来なかったんだよね。
そりゃね・・
いつぐらいからだろう?他責をしなくなった。
他人や周り、環境のせいにしちゃえばどんなに楽だろう。
あいつがお前があそこが・・・
全て悪いのは間違ったのは俺で、
俺が関わったことそこに居たこと居ようとしたこと選択そのものが悪い。
だから俺が悪い。
自責完結。
「kenさん腰、平気ですか?」
「気を付けないと、いつかやりますよ」
この仕事の職業病で、何人もがよたよたとロッカールームに戻って来て早退して行った。
長く休んだ人も居る。
俺元々腰丈夫な方じゃないんだけどな。
今んとこはな。
あ。
やた・・・
やっちった。
慢心したか。
土曜の朝イチの作業で「ぱき。」
ダッシュにスピードが乗らない。
走る時ってさ、無意識に前傾するのね。腰(激しく)痛いからさ、前傾出来ね。上半身が強張って直立したかっこで走る(SFの人間に化けた宇宙人みたい)スピード出ない。
離される離される追いつけない・・
早退も「ちら」と考えたけど「もったいねい」「明日休みだ頑張っちゃえ」
帰りの地下鉄のホームを「とぼとぼと・と・と」そろりと歩く。
日曜日はお風呂に3回入ってあっためて、あとずっと寝てた。
風邪も治らんから咳とくしゃみで腰「ずきんばきん」
治らん。
月曜の朝だが治らん。
「休んじゃおかな」と何度も思ったけど、どうせ休むなら撮影入った日に休みたい。普通に休んでも1円にもならない。
行こう。行っちゃえば(きっと多分絶対)何とかなる。
いつもの様にローソンでコーラとからあげクンさわやかレモン味買って。
痛いもんは何食ったって痛いんだよ。
よっしゃ。
トイレの個室にこもって、
湿布3枚ぺたしぺたぺたし。
幅広腰痛ベルトぎっちぎちに締めて(コルセットっつーの?補正下着?気持ちがわかったぜ)
ロキソニン1錠カロナール2錠イッキだぜ(おーばーどーず?らりらりでも痛いよりゃましー)
よっしゃ来い仕事だ。
顔馴染みの運転手さん、
「お。」
「今日は新旧エースのコンビか」
「こりゃ終わるの早いな」
(お世辞でも今日はそれちょっと・・)
いえとんでもないですそんなことないれす。
現場到着、車飛び降りた途端(ほんとは飛び降りちゃダメ)アドレナリン「どぉーんんっ」
「おっしゃ来ーいっ」
まぁーったく痛くない痛みなんかぜんっぜん感じない。
わけない。
配車待ち休憩の痛いことったら。日向ぼっこしてるふりして動けない。
とりあえずでもなんとか一日乗り切ったよ。
明日明後日休みだから治る。
痛み止め飲み過ぎ?両足がアレルギーみたいにチクチク蟻がたくさん歩いてるみたいに気持ち悪ぃ
いたいのはすべておれのせい。
どんだけバチが当たっても記憶の勝ち=俺の勝ち。
全話完読153もありがとうね。
