いつも通り6時55分に家を出て投票所に並んで7時の時報を待つ。
今日は『選挙の日の7時ジジイ』は居なかった。
死んだか?
・「(投票用紙に)自分の名前を書いて投票箱に入れたから開けて書き直させろ」
・「同時選挙で違う投票箱に入れちゃったから投票箱を開けて出せ」
こんなに行列した投票所、初めて見た。
日曜日10時45分の二郎みたい。
帰って洗濯しながら夏野菜に水やって、ウィルキンソンのジンジェールとカップ麺で朝ご飯。
洗濯物干したらセブンでラテ買って実家向け「とことこ」
今日の時点で本、段ボール箱で24箱。
だからどーすんだこれ?
一旦うちに持って帰って(24箱を?)うちからブックオフ呼ぶ?
確実に腰やるな。
やだな。
とは言ったものの・・
親父の死んだ病院から請求書届く。
仕方ない、火曜日朝イチで支払いに行って来よう川向こうまで。
保険会社の「死にました」手続きにも必要だし。
12時ぴったりに「じゃ、ぼくはかえります明日出勤なので」と姉と旦那さん置いて撤収。
世間の皆様は明日も休みだけどエッセンシャルワーカー(シャウエッセンはお弁当)の俺は当然出勤、熱中症と闘いながら走るぜ。
帰って自分でラーメン作って、昨日のマックの『ハワイアンなんたら』をパクついてる娘とお昼。
最近よく話す、一緒に食事する、仲悪くはない、気を遣ってくれてるんだろう。
この暑さだ。
近所中がエアコン掛けて窓締め切ってるはず。
ってぇことは・・
マーシャルのスイッチ「ON」
おっさん殺しのレス・ポール+真空管アンプ「うひょひょひょー」
心行くまで(下手な)ギター弾く、いや鳴らす。
娘、夕方出掛けた「帰るの遅い」って。俺明日失禁(ありゃ・・)出勤だから寝てるよー
明日のお弁当のおかず作りがてら夕飯作って一人ノンアルで「あむあむ」
なんか俺、
日曜日を満喫してるなぁ・・
そんなわけないな。
満喫って独りではあり得ないよな。
なんてまた愚痴ってみる。
さて洗い物して明日の用意して・・・
あれ? iPhone不在着信だ。誰だろ?
嘘だろ・・・
この番号って、
あり得ないだろ・・・
幻?
俺ボケた?
夢かこれ?
かつて見慣れた俺と下2ケタ違いの番号。
この番号を最後に見たのはまだガラケー(F-04A)だった頃。
「情けない男だね」
捨て台詞。
そうだ。あの時も娘と一緒に暮らしてたんだ。
14年ぶりに見た別れた奥さんの電話番号。
蛇蝎(だかつ)のように嫌ってる俺に掛けて来るんだからよっぽどのことだろう。
よっぽどよっぽど怒髪天を突くくらい腹が立っててキレまくってるんだろう(娘のことだろね)
昨日のことの様に眼に浮かぶ(俺なーんにもしてません。一度もコミュニケーション取ってません)
この番号には何があっても出ません。
命に関わることでも地球最後の日でも。
俺が待ってるのは、掛けて欲しいのは、
この番号じゃねえ。