?。
この炎天下に出掛ける娘をJRの駅まで送ったげようとトコットで待機。
なんだあれ?
降りて見に行く。
あぎゃ
これはなんか中国製のおもちゃ?
バス通りからうちの路地に入るとこに鳥。
あれ俺これさっき踏んでないよね?
これ本物?
死んでる。
あびゃ
強い陽射しの中、アスファルトの上で目を瞑ってるおもちゃみたいな綺麗な鳥。
うぐいすかな?
3秒くらい見下ろしてから家に戻って庭を抜けガレージからスコップ。
ほんで「がっ。」と鳥をすくって、
「あら」
「メジロ」
と出掛ける娘。
そなの?
「うん。」
「メジロ」
後で埋めたげようと。
猫の隣にでも。
「うん」
「そだね」
「また綺麗な花が咲くといいね」
もう何年になるんだろ。
10年は経ってないか。
俺のiPhoneに残る262枚の『子守り』をさせてもらってた頃の画像。
乗り越えられるもんだなと。
乗り越えたんではないか、生き続けちゃうから仕方ないのか。
どんなことでもそんなもんか。
職場で既に一人、熱中症で倒れた。
聞いてはいたし散々脅かされてたけど、確かにこれはキツい。
もう倒れるか?まだ待つか?
ギリギリのところで走る。
今日の俺は大丈夫だろうか?
あと明日一日持つだろうか?
毎朝明け方カーテンを開けて、
「ちぇ」
「晴れてんのかよ」
人生ずっと夏男な俺がこんなことを言うなんて。
それでも走るけどね。