地球があまりにも目にも止まらぬ速さで回るもんだから、息を吸ったり吐いたりしているうちに世間はもう7月になり申して、半モラトリアムな生活を送るなどしている私におきましても過ぎ去る時の流れは矢のようだなー早いなーなどと言うだけの精神的奴隷と化し、我が眼前は涙で滲み、絶望によく似た顔の悪魔と死のタップを踏んでいるような気持ちになったので、僕はまだ生きていたいモジャーなどと言いながら息を吸ったり吐いたりしています。みなさまご機嫌いかが?僕はご機嫌です。

前回のブログにて、短編を書き書きしました。読んでいただけた心優しい方々のおめめにはいささか拙い駄文ではありましたでしょうが、次も頑張るのでまだ優しいままでいてください。
あまりにも私の文章力がガリガリなせいで、上手く表現しきれなかったので、今回はあとがきのようなものを書き書きすることにしました。前口上の長さにはおめめをつぶってください。

僕が今回の短編でやりたかったのは、叙述トリックという、いわゆるひとつのアレなわけですが、もう少しアレをアレすればよかったなと思います。状況描写や推理すべき要素が少なすぎたせいで、二人の位置関係が分からないまま話は終末に向かっていき、消化不良になってしまいました。
これも全て、説明はなるべく少なくしたいという私の矮小なプライドが生んだ惨劇であり、ただただひれ伏し贖罪を乞うばかりでございます。

要するに、冒頭で描かれている「バスルームで髪を乾かす男」がプロポーズをしているというお話かと思わせておいて、実はその「男」がバスルームから出てきたところで、その男こそが「美和子」であることが分かり、その事実を踏まえて読むと最後の一文に戦慄する、という短編でした。
もっとオチをわかりやすくしてればよかったです(小並)

これからもめげずにこういう短編やおしりなどをかいていこうと思っているのですが、かいていくほどに、私が常日頃愛読しているであろう本の趣味趣向が徐々に見え隠れしそうで、少し恥ずかしい。

僕はそこそこのサブカルかぶれであり、そういったことがこれから先如実に表れることで化けの皮が剥がれていく様はいよいよ滑稽で、それすなわち私の求めるブログ像であると思うのでそれをここにしたためる。この勇気をしかと見届けるように。

サブカルチャーという括りで大きくまとめてしまうといささか暴論ではありますが、言うなれば負け犬達に許された存在肯定の場であるように思え、それらが非常に愛らしく私の心の臓の中にグッとくるものが其処彼処にありまして。
誰も知らないこのアングラなものを愛せる僕、という1つの居場所を見出して小さく呼吸している人たちをサブカル文化だと思っておりまして、それこそこの世界において非常に大きなファクターなのではないかとすら思うのです。

そんな方たちの救済をすることは僕にはできないかもしれませんが、私の尽力といつまでも私の脳内に張り付く卑しい承認欲求の二枚看板でこれからも頑張って、室内に引きこもろうと思います。


長く険しい山のような文章でしたがここまで読んでくれた数少ない読者諸賢のために、明日からもめんどくさくなければ息を吸ったり吐いたりするなどしようと思いますので、ぜひ参考にしてください。

短編やブログ、あと人生単位での励ましのお言葉をいただくと、きちんと浮かれるのでそういった心優しい言葉もお待ちしております。
今後ともよろしくお願いします。