不妊治療の経験がある方なら、お分りいただけると思うけれど、不妊治療をするって、相当な覚悟がいるし、相当なプレッシャーもあるし、精神的に参ることも、身体的に参ることも、かなりあるんだよね。

 

その時、最も大切なことって、何だかわかる?

 

配偶者のサポート

 

これが無いと、何も前には進まなくなっちゃう。

 

幸い、レイナの場合は、不妊治療に対して、夫は比較的、協力的だったから、通院や採精はスムーズに行うことができた。

でも、世の中の多くの夫婦は、不妊の原因がある方だけが頑張って、異常のない者は、まるで他人事のような態度を取るケースが多いのが現状だ。

 

大概、原因があるのは女性で、俺は関係ない!とするケースが多いらしいのだが、ここ15年ぐらいは、男性不妊の患者が増えているのも事実らしい。

 

 

だから、不妊治療をする時は、夫婦で診察を受ける、というのが鉄則なのだが、それをしない夫婦がまだまだ多いというのも驚きの事実。

 

結果として、治療を奥さん任せにしたり、原因不明の奥さんが1人で治療を続けた結果、実は夫が男性不妊だった、ということも少なくない。

 

 

私が1年間、近所の婦人科に通い、結果が出ずに焦っているのを、夫はわかっていた。

 

だからなのか、レイナが「不妊治療専門クリニックに行きたい」と言った時、嫌な顔をせず、背中を押してくれた。

 

 

不妊クリニック、と看板を掲げているので、ここに通っている患者さんは、基本的には不妊治療をしている人たちだと思う。
 


初めてクリニックに入った時、待合室の広さと、待っている人の多さに、レイナは驚いた。

 

 

座ることもできずに、立っている人もいるほどだった。

 

中には、奥さんに寄り添うようにしている男性もいたが、ほとんどの男性は、女性を座らせて、自分は立って本や雑誌を読んでいる様子を見て、やはり痛い思いをして治療をするのは女性の方なんだな…というのを嫌でも感じずにはいられなかった。

 

レイナが不妊クリニックの先生に開口一番言われたのは、

「あれ?1人?旦那さんは?」
 

 

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