3時半すぎ、レンタルサービスのスタッフがきた。

そのときは母は仏間に敷いた布団に横たわっていた。
車椅子は自力ではなく、他人に押してもらうタイプを一つ、歩行器は二つほど、もってきてくれた。
母は自力で起き上がるのも難しい状態。
歩行器も立ち上がりの助けになりやすいものにしたが、基本的には歩行器は立ち上がりに使うものではないとのことだった。

レンタル業者の担当者は母の状態をみて、まだ介護認定もでてないことに驚いていたが、突然になったことなのでどうしようもない。

介護サービスと連携している業者だけあり、立ち上がりサポートや助言など適切にしていただき、依頼してよかった!と思った。

当初は母も父もベッドは置き場がない、と難色を示してあいたが、この2日の母の様子をみて父は介護ベッドを入れることを決意。相談すると、当日中に介護ベッドの手配は可能、とのことだった。

来ていた担当者は、次の訪問先があるため一旦退席。1時間半後には別のスタッフがベッドを持ってくるのでその頃にまた戻ってきます、と去って行った。

その間にこちらは普段母が寝ていた和室を片付け、ベッドを置くスペースを確保した。

約束どおり、一時間半後にベッドが到着。スタッフが組み立てている間に担当者も戻ってきた。

組み立てたベッドに母を誘導し、高さや傾きなどを確認。

おかげで大分楽な体勢をとれるようになったようだ。

最初は試用期間で、1週間後に様子を見に来るとのこと。

去るときに「今お母さまがいちばん大変な状態をご覧になっていると思います」の一言に、ああ、今は一番ひどい状態だけど、これからよくなっていくんだ、と光が見えた気がした。

とりあえず、家の中に介護ベッドに歩行器が入ったことにより、父と母の負担はかなり軽減されそうで、ほっとした。

父は明日車椅子を使って母を整形外科に連れていくという。

車椅子があるとはいえ、車で一人で病院に連れて行くのは無理があるのでは、と思い結局翌日も実家にくることにした。