さわやかな面の木峠・・・

 

子供の頃、名古屋出身の私は、茶臼山とか鳳来寺山とか、愛知県には「しけた」山しかないなー、と思っておりました💦

富士山まで言わないまでも、穂高とか木曽駒とか、八ヶ岳とか、そういうもっとシャキッとしたクールな山、無いのかなー、と、失礼なことを想っておりました。

 

しかし、この設楽地域、いまではとても誇りに思います。

とにかく、植生が豊富!

 

新城から設楽にかけては、見どころ満載で、知る人ぞ知る、野草の王国なのです!

 

というわけで、面の木の野草たちですが、今の主役は・・・

 

ユリワサビ。

あちこちの岩に群生しています!

このユリワサビは、普通に食べられるそうなので、一度やってみたいなー。

 

こちら、トウカイスミレ。清楚系のスミレ(笑)です。

トウカイスミレという名前だけど、四国あたりにもいるようですねー。

 

お。出てきました、ネコノメの仲間。

ツルネコノメソウでしょうか。

ツル~とタチネコノメは姿からはなかなか区別つきません・・・。

渓流を望む位置で寄り添って咲いています~。

春っぽくてかわいいですねー。

 

もう一つ

ニッコウネコノメ

春になると、どこかしこで会いますね。この紅色の葯が目印!

 

そして、この季節、こういうところに映えるのが、チャルメルソウの仲間たちです。

 

コチャルメルソウ

一番よく見るタイプのチャルメルですねー。

 

そして、、、

 

コガネネコノメソウ

カクカクした弁当箱に入ったような雄蕊が見えます。

ちょっと窮屈ですね(笑)。

 

イワネコノメソウ

これ、ちっちゃい~。

最近、目が悪くて、ズームにしないとどんな花かわからないです!

ですが、コケとは違うし~、という感じで発見!

日本固有種で、8本のオレンジの雄蕊がかわいい・・・

コケの間からこのくらいの大きさで生えています。

 

 

そして、さらに、この辺と京都・岐阜の一部にしか生えないという・・・

 

トウノウネコノメ(東濃猫の目)さん

この前まで、コガネネコノメソウと一緒にされていましたが、コガネさんが、上記のように、全部ガクに囲まれたボックスに収まっているのに対して、トウノウさんは、雄蕊がガクから突き出ているんです。

 

というわけで、別種認定!

 

トウノウネコノメ

雄蕊が、ガクより出てるかな、、、微妙?

 

おお、出てるわー。こりゃ出てますね。

 

こんな感じなので、ちょっとまだ青いコガネネコノメかと思ってしまいますね。

 

さて、今日は5種類のネコさんたちを見ましたが・・・

この面の木に詳しい方は、ここでキバナハナネコノメがみられることをご存じかと思います!

しかし・・・

残念ながら、今回、場所がわからず、断念しました。時間も短くてすぐ暗くなってきたので・・・。

 

また今度、探します!