山頂で一休みして元気が回復した私!

 

回復力にはちょっと自信が・・。

そしてその甘ーい考えがこの後、命取りに。

 

寒いけど、少し小降りになった雨中で、帰りルートを選択します。

 

1.「簡単な、行きのルート」

2.「困難な、カツラ谷ルート」

どちらを行くか迷ったのですが、

 

こちらのほうが花が多いし・・・!という理由で

「困難なカツラ谷ルート」

へ・・・。

 

もう3時すぎなので、急がないと・・・

ってわけで分岐を左へ折れ、行けるところまで行くことに。

このルートは場合によってはロープが必要だけど、一応準備はあるし、無理なら引き返す!

 

でも、早速天気は再び変化の兆し

 

空からは、また雨が・・・

 

足下には落ち葉とキノコつきの倒木

 

風雨が強まって前を向いていられないので、足下に集中・・・

 

みるとあちらこちらにトクワカソウの群落・・・

 

しかし・・・

ふと、気が付けば・・・

 

道はどこ?

踏み後はどこ?

 

下ばかりむいていて、いつのまにかルートを外れてました。

 

でも、GPSでは、少し南東へ行けば合流できるし、戻りを登り直す体力が・・・

ってわけで、斜面を降り続け・・・

 

30分ほど、野生児のように山中を降り続けます

 

しかーし。

 

え@@@ 

ここから先は、ただの崖じゃないですかー!

進みようがない・・・

 

落ち葉が赤く濡れそぼっています。

 

と、突然、フードにボタボタ音がしてきて・・・

アラレか雹かわからないようなものが降り始めました。

 

足下はどんどん落ち葉が濡れ行く一方。

 

さむっ

 

これは、覚悟を決めて引き返すしか。

でも、ここまで下りた急斜面をこの雨アラレの中、そして濡れる落ち葉を登れるのかなー。

さすがにその体力は・・・

でも、落ちたら、命無い・・・

 

ヤバいかも・・・。

 

と、その瞬間・・・!

滑って、崖っぷちへ・・・!

あ・・・死んだかも。と思った瞬間でした。

 

ここからしばらく写真はありません・・・(余裕一切なし!)

 

なんとか起き上がって、周囲の木の根につかまって、崖から少しでも離れます・・・

 

もう時間は4時。

びしょびしょだし寒いし、体が痛いし・・・

 

でも、ここで休み過ぎて時間を食うとこのまま暗くなっちゃう・・。

 

四つん這いで崖を這いあがり、この濡れ落ち葉の急斜面を、滑りながら

3歩上がって2歩滑る、を繰り返し、、

足が何度かつったけど、緊急マッサージでなんとか動かし、

 

滑り台を下から登る、みたいな動作を何度も繰り返しましたねー。

 

やがて疲れ切って体力が限界になったころ、

ちょっと先の方に、トクワカソウたちの群落が目に入り、

 

「やったー、生きて戻れる!」

 

って気になったわけです。

 

と、やがて、急に周囲が明るく・・・

晴れ間が・・・!

 

やったー!

 

ほんと、太陽様はありがたいですっ

 

もうよれよれの体で

行きのルートで戻ります。

 

でも、気力が戻ると、体力も復活!

滑り落ちたけど、ケガをしなかったのが、一番ですね!

 

帰りはひたすらキノコのオンパレード!

 

う●ちみたいな

 

カワラダケの黒いのでしょうか

かわいい家族的な感じですね

これめちゃいっぱいありました

 

君たちも生きているんだねー。

よかったねー!

 

ほんと、生きてることが素晴らしいと思えます~