熊本城の石垣は本当に美しい。
高さがあるんです。
あの西郷隆盛が攻めた時も
城の中に入ることすら出来なかったそうです。

これだけの高さの石垣を
重機もない時代にどのようにして作ったのか?
考えれば考えるほど不思議。

そんな素晴らしい石垣をいとも簡単に倒した地震。
その爪痕が2年半経った今もたくさん残っているんです。





こうして、たくさんの方々のお力で
国の大事な宝物が守られているんですね。
ありがとうございます。




突然目の前に、この光景が現れた時…。
声を失いました。


2年半も経って、まだこんな状態だとは想像していませんでした。




ニュースでは、完全復旧するのに20年はかかると言っていましたが、それはあくまでも目安で、実際には今の技術を持ってすれば、もっと早くに復旧するんだろうと安易な考えを持っていました。




鳥肌が立ち、涙が出そう。
お城が可哀想。。。


熊本のシンボルが…
熊本の方が、大事に大事に守り続けていたものが
一夜にしてこんなことになるなんて…

ヒビが入って、今にも崩れ落ちそうで…
苦しいよ〜〜痛いよ〜〜と吐き出しているように見えました。



こちらの櫓は、大丈夫そう!
無事だった建物もあるんだ〜〜♡
と思ったのもつかの間、、。





横から見たら…石垣が…




観るも無残に崩れ落ちていました。
瓦もたくさん落ちています…








今回は、ボランティアガイドさんにお願いして
説明を受けながら一緒に回らせて頂きました。

復興見学ルートという特別ルートで
本丸の方までは入ることは出来ず
周りから見るだけのルートになります。



最初熊本旅行を友達に誘われた時、、、
まだ復興してないから
今行ってもちゃんと見れないし
復興してから行こうよ!
と伝えました。
でも、結局友達の強い推しに負けて来ることになったのですが…

そして、この熊本城を目の当たりにして
余計に…こんな痛々しい姿を見るなら
やっぱり来るんじゃなかった。
と最初は思いました。

でも、ガイドさんの話を聞きながら
お城を見ていくうちに…。


みんなが一丸となって、一生懸命
復興しようという熱意が伝わってきて

なんだか、 胸が熱くなりました。
もっともっと日本人としてみんなで応援していかなきゃいけないんだと、もっと近くに来て状況を把握してみんなで、見守らなきゃ!
そう思いました。




今は、東京オリンピックに向けて、
本丸の中を見学出来るように急ピッチで、まずは本丸から復旧しているそうです。


熊本城は、すごく広いお城で
ディズニーランドとディズニーシーを足したぐらい広い敷地なんだそうです。

その広い敷地に立っている大小様々な建築物。
当時は、わずか7年で築城したんだそうです。


ところが、復旧するのに20年?
最初は意味がわかりませんでした。

だって、どう考えたって今の時代の方が技術もあるし、コンピュータだってあるのに、どうして3倍近くの日数がかかるの?
と素人考えをしていました。




ここにある石は全て崩れ落ちた石です。
崩れ落ちていた位置を一つ一つの石に番号を振っているんです。

例えばH64と振ってあったら、本丸の頭文字のH64番の場所に落ちていた石。というように石に記録をしてその場所に戻すというパズルみたいなことをするそうです。




地道にこれだけの石ひとつひとつに丁寧に番号が振って、戻していくんですね。
涙がでますね。頭が下がります。

それを知れば確かに20年かかるだろうな。と言うのが分かりました。これはコンピュータが出来る仕事ではありませんね。

自分の足で見に行かなければ
分からなかった情報。
ニュースを見ただけで分からなかったこと。


来てよかった。
そして、この先も復興するまで
見守り続けたい…そう思いました。

熊本城がんばれ!!