Botanic Force Amanatsuの甘夏を提供してくださっているのは、
伝統ある熊本の柑橘有機農家さん、”鶴田有機農園”さんです。
香りがよくて、甘みの中に酸味があり、爽やかな甘酢っぱさがある甘夏。
多くの人々に知られ、愛されている甘夏ですが、実は鶴田有機農園さんが甘夏発祥の地なのです。
1897年(明治30年)豊かな緑と、輝く海に囲まれた美しい街、
熊本県葦北郡田浦村で、鶴田源三郎さんが柑橘類の導入栽培を始めました。
その約50年後、大分で発見された夏ミカン「川の夏橙」の枝変わりを、
現農園主のお父様である鶴田源志さんが田浦村に持ち込み、育成・改良し、
「甘夏」と名付け栽培を開始しました。
これが甘夏の起源です。
それと同時期、鶴田有機農園さんは本格的に有機栽培を取り組むようになります。
今でこそ耳にする機会の増えた有機栽培ですが、農薬が普及し始め、農作物の生産量が増え始めたのは丁度この時代でした。
1970年代になり、地球環境への関心が高まると、農業の分野でも、肥料や農薬の使用による水や土壌の汚染が懸念されるようになりました。
鶴田有機農園さんでは、さらに甘夏をおいしくするために、
土壌微生物の働きを最大限に活用すること、
(有機農業)が味をよくすることを教わり、
それ以来、化学肥料と除草剤の使用を一切やめました。
農薬や、化学肥料に頼らず、太陽・水・土地・そこいる生物など
自然の恵みを生かした農業を始めたのです。
微生物が自然界にある有機物を分解し、
それを植物が吸収して育ち、光合成で栄養を作る。
私たち人間を始めとする動物はそれを食べて生きている。
土の中でも、水の中でも、地球上の生命はすべて食物連鎖で繋がっています。
さらに、有機農作物を使うことの意義についてもこう語ります。
「化粧品も食品も、化学物質が入っていない製品が出来れば、
人間の体に優しいだけでなく、環境保全や資源循環にも繋がりますよね。
約50年前、私たちが有機農業を始めた理由も同じでした。」
人のため、環境のため、そして果樹農家の未来のために。鶴田さんはBotanic Force Amanatsuに、
大きな夢を託しています。